表彰式

 市民レベルの国際交流・協力活動を顕彰する「第16回毎日国際交流賞」(毎日新聞社主催、外務省など後援、クボタ協力)の表彰式が17日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであった。団体受賞の「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」(FWABJ、東京都)代表の松島彰雄さん(49)=写真(左)=と、個人受賞のアジア視覚障害者教育協会会長、青木陽子さん(42)=中国・天津市在住、同(中)=に、北村正任・毎日新聞社社長=同(右)=から表彰状が、西口芳治・クボタ取締役から250万円の賞金目録が手渡された。

 FWABJは、カンボジア北西部のシエムレアプで「アンコール小児病院」の運営に参画。現地の医療従事者への教育も積極的に行っている。青木さんは天津市で中国初の視覚障害者のための日本語学校を設立。日本への留学生を輩出するなど障害者の地位向上に貢献している。

 選考委員長の佐々木高明・国立民族学博物館名誉教授は「FWABJは訪問看護など顔の見える草の根の取り組みを高く評価した。また、青木さんは、日中の友好の懸け橋にもなっている」などと授賞理由を述べた。

 記念講演会で約350人の聴衆を前に、松島さんは「親が子を思う気持ちはどこの国でも変わらない。その気持ちを大切に活動を続けたい」。自身も視覚障害者の青木さんは「可能性に向かって努力する大切さを伝えていきたい」と語った。【佐藤岳幸、写真・貝塚太一】

2004年9月18日毎日新聞大阪朝刊