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大賞・愛媛県西条市実行委 小6集いサミット

2010年12月17日
 優れた防災教育の取り組みを顕彰する「ぼうさい甲子園(1・17防災未来賞)」=毎日新聞社、兵庫県など主催=でグランプリに輝いた徳島市津田中(佐藤利弘校長)は、海岸部に近く津波被害が想定される校区で住民とのつながりを大切にした活動が評価された。小学生の部でぼうさい大賞に選ばれた愛媛県西条市の12歳教育推進事業実行委員会は、市内の6年生が集う「子ども防災サミット」などで子どもたちと防災について考えてきた。12月16日には今年度の第2回サミットが市内で開かれた。【堀江拓哉、高谷均】

グランプリ・徳島市津田中 地域の交流大切に

ジャム作りに取り組む徳島市津田中の生徒=津田中で2010年11月、堀江拓哉撮影
 津田中は05年から総合学習の時間に防災講座を開講し、将来のリーダー養成に力を入れている。今年度、3年生は夏休みに校区の高齢者宅を回り家具転倒防止への対策を呼びかけた。この呼びかけは昨年行った住民意識調査の結果、他の地域に比べ校区内では家具の固定が進んでいないことが分かり、生徒が対策を考えて計画した。今年度も防災意識調査を実施し、市内で計約1800人から防災意識に関するデータを集めた。2年生は11月、非常食になるジャムを校区の人たちに教えられながら学校で作り、地域の人に配り歩いた。
 3年間防災講座で活動を続けた渡辺礼華さん(3年)は受賞を喜び「防災は続けないと意味がない。これからも活動したいし、後輩にも頑張ってほしい」と期待を込めた。指導した小西正志教諭は「グランプリの責任の重さを感じ、活動を続けたい」と話した。

「子ども防災サミット」で取り組みを発表する児童ら=愛媛県西条市の市役所で2010年12月16日午後、高谷均撮影
 西条市の子ども防災サミットは、04年の台風による水害を機に、子どもたちに防災力を高めてもらおうと06年から年3回開いている。市内の6年生は約1100人で、2回は各校の代表、3回目は全員が集い、サミット宣言を採択している。
 16日の今年度の第2回サミットには、児童代表58人が集まった。参加児童を代表して市立丹原小の加藤日菜さん(11)と曽我真礼さん(12)が「自分たちができることを地域の人に伝え、災害に強い西条市にしたい」とあいさつ。この後、各校児童が自校での防災学習の成果を報告しあった。


 ◆大賞以外の表彰校
 「ぼうさい甲子園」の「ぼうさい大賞」を除く表彰校は以下の通り。
<優秀賞>
香川県丸亀市立城辰小、岩手県釜石市立釜石東中、兵庫県立佐用高、石川工業高等専門学校(石川県)
<奨励賞>
長崎県南島原市立大野木場小、和歌山県印南町立印南中、静岡県牧之原市立相良中、三重県立津工高、岩手県立宮古工高、阪神淡路大震災「写真調べ学習」プロジェクト
<はばタン賞>
アトリエ太陽の子、松蔭高(神戸市)、神戸市立科学技術高都市工学科
<だいじょうぶ賞>三重県立聾学校