学校や地域で防災教育に取り組む子どもや学生を顕彰する2011年度「ぼうさい甲子園」(1・17防災未来賞)を、兵庫県、公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構との共催で実施します。応募いただいた中から優秀な活動を選び、来年1月に神戸市内で表彰式・発表会を開きます。東日本大震災でも防災教育の重要性が再認識されており、今回は東日本大震災にかかわる取り組みには特別賞を出すことも予定しています。
<対象>
小学生、中学生、高校生、大学生の4部門。
応募は学校、クラス、サークル活動、ボランティア活動、地域などの単位で。推薦も可。
<選考>
河田恵昭・人と防災未来センター長(関西大学社会安全学部長)を委員長とする
選考委員会で審査します。
<賞>
各部門で「ぼうさい大賞」1点(賞金20万円)と、その中から「グランプリ」1点(賞金40万円)。
また各部門で優秀賞1点、奨励賞数点など。
<応募・問い合わせ>
〒663―8201兵庫県西宮市田代町14の8の105、NPOさくらネット内
ぼうさい甲子園事務局=
■応募書類をダウンロードする
<応募締め切り>2011年9月30日
<発表>2011年12月
(2011年6月16日毎日新聞大阪朝刊掲載)
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◆防災教育を教科に――ぼうさい甲子園選考委員長・河田恵昭関西大学社会安全学部長に聞く
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インタビューに答える関西大の河田恵昭・社会安全学部長=大阪府高槻市の関西大で2011年5月10日、幾島健太郎撮影 |
<いのちを守る> ◇釜石では児童の命救う
優れた防災教育の取り組みを顕彰する「ぼうさい甲子園」(1・17防災未来賞)の今年の募集が始まった。東日本大震災後、東北で行われていた防災教育が「適切な避難行動で子供たちの命を救った」と評価されるなど、全国で防災教育への関心が高まっている。選考委員長で、神戸市の「人と防災未来センター」のセンター長を務める河田恵昭(よしあき)・関西大社会安全学部長に「震災後の防災教育」について聞いた。 【聞き手・伊地知克介】
東日本大震災の被災地の中で、岩手県釜石市では群馬大の片田敏孝教授の協力で、独自の防災教育を進めてきた。学校にいた児童生徒の犠牲はなく、成果は注目されている。子供が適切な避難行動で助かっている。
それぞれの学校に、それぞれのリスクがある。津波の危険のある学校も、川のそばで洪水のリスクのあるところもあるだろう。
やはり防災を教科として位置づけるべきだ。地元の山や川の名前を覚えるだけでなく、活断層も覚えるようにすれば、命を守ることにつながる。安心、安全な社会を作るためには防災教育が必要だ。
復興の議論の中に「子供たち」という要素をどう盛り込んでいくか、を考えなければならない。防災教育を授業のカリキュラムの中に取り込んでいくことは重要で、この機会に進めるべきことだと思う。
教育面では、被災地で、災害の教訓や言い伝えなどの文化をどう残していくかが課題になる。神戸市の人と防災未来センターのような施設をどう作るか。広域災害だけに1カ所というわけにはいかない。サテライト施設を作ることなど、アーカイブ(記録保管所)化をどうするかも大きな課題になるだろう。
(2011年6月17日毎日新聞大阪朝刊掲載)





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