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《一般部門》優秀賞、農林水産大臣賞、全国農業協同組合中央会会長賞

「私と小糸在来大豆 次世代に夢を繋(つな)ぐ取り組み」
半沢富次さん(70)=千葉県君津市、農業


 レジャー施設の建設計画中止後、元の畑が「山になってしまう」と会社を辞め、78年から大豆などを作り始めた。価格低迷で転作も考えたが、女性グループがみそ用大豆を注文。96年に幻とされていた地元産「小糸在来」の種を農業改良普及センターから譲られた。育て方を工夫するうちに、東京の市場や豆腐店も評価。市などと作る「愛好クラブ」の会員も増えた。手間ひまかけ、品質のよい大豆を次世代に渡すのが仕事と思っている。

はんざわ・とみじ
刈った大豆を倒し、束ねやすく改良した半沢式刈り取り機を考案。小糸在来愛好クラブ(http://koitozairai.com/)設立メンバー。

「女性パワーで地域おこしの夢の実現に向けて」
小林勝代さん(65)=甲府市、農事組合法人上九ふれあいの里


 旧上九一色村の山間地で先祖が残した土地だからと農業を続けていたが、県内の農村女性との交流に参加し「女性の力で活力ある農村に」と思うようになった。余っている自給自足用の野菜を、もったいないから売ろうとグループを結成。勉強しながら直売所を98年に設立した。日々に追われ「経営」ができていないと反省し、新直売所やレストラン開設にあわせ09年、法人化させた。農家の生きがいや意欲に応えようとの思いを強くしている。

こばやし・かつよ
山梨県上九一色村(現・甲府市)生まれ。「農事組合法人上九ふれあいの里」(http://www.city.kofu.yamanashi.jp/contents/content/view/3167/81/)の初代代表理事。

「かっこいい農業を目指して―本物のお米を作る―」
吉田道明さん(41)=滋賀県虎姫町、農業


 農家の次男に生まれたが、農業のイメージは、きつい・汚い・かっこ悪いの3Kだった。しかし30歳になって環境問題を知ったことで関心を持ち、無農薬栽培稲作農家の視察で「かっこいい農業」をと目標が定まった。普通の2倍の値で無農薬こしひかりの直接販売を開始。7年目の「全国米・食味分析鑑定コンクール」受賞を励みに、経営規模を拡大している。若者が農業に参入するよう、もっとかっこいい農業スタイルをアピールしたい。

よしだ・みちあき
滋賀県虎姫町(2010年1月、合併で長浜市)の生まれ。「吉田農園」(http://www.yof21.com/)の企業化を目指す。