第6回認定15グループ

 
第6回認定15グループ(順不同)
第6回認定15グループは、2024年秋の大賞審査の候補となります。
1 北海道岩見沢農業高等学校 農業科学科SS班
醸造用ブドウ栽培活性化プロジェクト~農業高校生だから出来ること~

グループ代表 3年 清平哲生志さん

 空知地方は、高校がある岩見沢市を中心に醸造用ブドウに適した気候のため、ワイナリーやヴィンヤードの集積地になっています。国産ワインの人気に伴いブドウの栽培面積が拡大し、苗木入手が課題の一つです。「地域に還元する」という地域農業に対しての熱い想いを胸に、地域連携を大切にし、より良い研究活動が行えるように日々努力を積み重ねていきます。
2 青森県立三本木農業恵拓高等学校 産業動物研究班
高オレイン酸ヒマワリ栽培で景観改善と飼料生産の両立

グループ代表 2年 森崎祐世さん

 班員6人が畜産業の後継者で構成されていることから、「COW飼う’S」というグループ名で活動しています。高オレイン酸ヒマワリの栽培を通して、飼料生産と景観改善の両立、さらには黒毛和種の肉質及び脂肪中オレイン酸割合の向上を目指しています。本研究が青森県の畜産業に大きく貢献できると信じ、研究機関や畜産農家と連携を深めて取り組んでいきます。
3 岩手県立水沢農業高等学校 果樹専門分会
めんこいバナナを東北の地から世界へ発信~低温の時期を乗り越える栽培法の確立と販路拡大~

グループ代表 2年 伊藤龍来さん

 世界的にバナナの栽培量が減少しています。そこで、寒冷地である岩手県で低コスト栽培技術を確立し特産化を目指したいです。現在、苗を5株購入しビニルハウスとガラス温室で栽培を始めました。今後地元農家へ普及活動を行い、ブランド化したいです。そして収穫したバナナを輸出するとともに栽培技術を世界へ発信し、世界のバナナの価格を安定させ、飢餓を救いたいです。
4 山形県立置賜農業高等学校 置農食愛プロジェクト
置農食愛プロジェクトが取り組むこども農園と子ども食堂の活動

グループ代表 3年 石崎柚希さん

 私たちは課題研究で「コロナ禍や物価高による困窮から地域のこども達を守ろう」を合言葉に、食と愛のプロジェクトと名付けたこども食堂やフードバンクに取り組んでいます。特に、校内の交流農園を活用した栽培体験は好評で、みんなで困難を乗り越える「共助」や、自分の力で食料を手に入れる「自助」を学びながら活動を続けています。
5 栃木県立栃木農業高等学校 ドラゴン研究部
いでよ!!土の中のドラゴン~ミミズは最強の土壌改良マシン~

グループ代表 2年 川崎陸矢さん

 私たちは土壌環境について授業よりさらに掘り下げた研究活動をしています。土壌改良生物はミミズ以外にもたくさん存在しますが、その中でもキューバを救ったミミズに着目しました。もしかしたらミミズが日本の農業の救世主になるかもしれません。持続可能な農業の実現へ向けて、ミミズの可能性について研究し、地元農産業を盛り上げるために奮闘していきます。
6 埼玉県立杉戸農業高等学校 食品研究同好会
Let‘s すごろく大作戦!日光街道地産地笑御馳走ウォークマップもやっています!

グループ代表 2年 梅内ひかるさん

 杉戸町は県内有数の米どころですが、農家の高齢化が進んでいます。そこでお米のことを知ってもらいたいと思いすごろくを作りました。すごろくには稲の成長だけではなく、昔の栽培方法や農耕儀礼、お米で作られた食べ物も調べて掲載しました。このすごろくで皆が楽しく遊べて学び、お米をたくさん食べてもらえるようにしていきたいです。
7 愛知県立渥美農業高校 動物科学部
広がる!規格外トマトの可能性!

グループ代表 3年 水谷考志さん

 豚の飼料やカレー開発に規格外トマトを活用して、SDGsへの貢献、さらに田原市の農業のPR活動に挑戦します。農業が盛んな田原市全体の「つくる責任・つかう責任」の達成に向け、これからも規格外トマトの可能性を広げていきます。2022年9月、私たちが開発した「黒豚とトマトのキーマカレー」が完成しました。多くの人に食べてもらえるように、販売にも力を入れていきます。
8 愛知県立安城農林高等学校 プロジェクトBee
キンリョウヘンを用いて日本デンマーク(安城市)にニホンミツバチを呼び戻そう~目指せ、地域密着のSDGs型「Bee‐Bank」の創立へ~

グループ代表 2年 彦坂美乃梨さん

 ニホンミツバチを校内で生息させ、「日本デンマーク」と呼ばれる安城市から新たな魅力を発信させていきます。特にニホンミツバチのハチミツはセイヨウミツバチにはない特徴を備えており、この特徴を利用した食品開発をしていきます。「産官学民」の連携を目指し、地域の活性化に貢献していきます。
9 京都府立農芸高等学校 農業生産科畜産流通コース
和牛でつなぐ地域の輪~チーム京都の挑戦~

グループ代表 3年 岸本竣さん

 私たちは、「京都産和牛肉の知名度向上と高付加価値化、京都府の地域活性化」を目指します。全員が非農家出身ではありますが、コース学習を通じて和牛の魅力を知りました。地元京都で飼育される和牛とそのお肉を、より多くの人に愛される存在にしたいと考えています。多くの方々にお力添えいただき、和牛で地域に大きな輪を描き、多くの方々に“笑顔”を届けていきます。
10 大阪府立園芸高等学校 農業で未来を繋げ!~高校生未来プロジェクト~
園芸あぐり塾~農福連携型食農教育への取り組み~

グループ代表 2年 新井心優さん

 私達は、農業と福祉を繋ぐ農福連携型食農教育ファーム「園芸あぐり塾」を、地域の小中学校の特別支援学級の子ども達に開催しています。本校の農場で種まきから収穫、備蓄食品などの商品開発、さらにエコサイエンス学習を一貫して学べる教育プログラムを行っていく予定です。この活動を通して、地域の就農問題と就労問題のダブル解決に向けて取り組んでいきます。
11 広島県立西条農業高等学校 籾殻菌床キノコ研究班
持続可能な農業の実現に向けて~水稲栽培とキノコ栽培の循環型農業~

グループ代表 3年 小早川裕紀さん

 産業廃棄物である籾殻を菌床に利用したキノコ栽培や栽培後の廃菌床を土壌改良剤に利用する研究を行っています。株式会社トロムソとの企業との連携や酒類総合研究所、県立広島大学、近畿大学工学部などの研究機関との連携を通して,様々な知識や技術を学びながら研究を進めています。将来的には,研究成果を地域の方々に提案して,稲作農家の循環型農業の構築を夢見ています。
12 愛媛県立西条農業高等学校 Team CNF
新しい農業のカタチ!サトイモCNFが地球にやさしく地域を笑顔に!!

グループ代表 3年 山城琉輝さん

 私たちは、「農業都市」西条から新たな取組みを進めていきます!愛媛県はサトイモの生産量全国4位です。しかし、親芋の処理に困っている農家も多くいます。私たちは、廃棄されるサトイモの親芋の有効活用を考えました!先進技術であるCNF(セルロースナノファイバー)を使って、生分解マルチの開発を行い、環境保全に取り組み、地域農業に貢献していきます。
13 愛媛県立南宇和高等学校 河内晩柑救い隊「平山軍団」
高校生がつなぐ持続的な河内晩柑栽培~河内晩柑低樹高化プロジェクト~

グループ代表 3年 菅原天翔てんかさん

 愛南町の柑橘栽培は、高樹高による管理作業の大変さや高齢化による後継者不足など様々な課題があります。私たちは、持続的な河内晩柑栽培のために2018年から続くグローバルGAP認証を継続取得しました。作業の効率化・負担軽減のために低樹高化栽培を行い、今年度から有効性の実証研究を始めました。愛南町で河内晩柑栽培をしたい人が増えるよう頑張ります!
14 福岡県立糸島農業高等学校 根っこ部
世界から根こぶ病の恐怖をなくす

グループ代表 3年 川島遼太郎さん

 根っこ部は、アブラナ科植物の根に発病する根こぶ病を研究するプロジェクトチームで、9代目として11年目の活動を行っています。地元糸島産の資材で地域農業を守る研究を行い、さらにSDGsの目標達成にも繋げていきます。根っこ部の強みは、生産者に喜ばれたいという同じ目標を持ち、一人ひとりが必ず提案や意見を発言し、協力しながら実験などを行っているところです。
15 沖縄県立北部農林高等学校 熱帯農業科熱帯果樹コース
沖縄コーヒープロジェクト 目指せ!沖縄コーヒーブランド化!

グループ代表 3年 湧川琉輝斗さん

 産学官が連携した沖縄コーヒープロジェクトに関わり、コーヒー栽培やその活用の研究、普及活動に取り組んでいます。沖縄県はコーヒー栽培地域の北限にあたり、国内では数少ない適地となります。この取り組みを通して、コーヒー栽培の北部地域の活性化につなげ、将来的には「コーヒーと言えば沖縄コーヒーだよね」と言われる日がくるよう頑張っていきたいです。