読んでみた

老い方練習帳

早川一光著、667円+税(角川書店)

 「“老いよし、病よし、そして死もまたよし”となりきるため、人生の苦を乗り越えていく努力をしてください」、「本書では、老いるための練習、いわば生き方のヒントをお教えしましょう」と書く著者は、京都で長く医療活動を精力的に続けて別名“わらじ医者”として知られる。「練習1いきいき生きて老いる」「練習2ボケを寄せつけない」「練習3ボケさせない介護」「練習4自分らしい死に方」の4部構成の中に、その人生哲学がつまっている。自身の死については「死ぬまで往診を続けたい」。

2004年 財団報「新時代 New Way of Life」より