読んでみた

ターニングポイント

松井久子著、1524円+税(講談社)

 46年生まれの著者は、認知症を扱い公開2年後には観客が100万人を突破した映画「折り梅」の監督。「私自身の人生にも、いくつものターニングポイントがあった」と書く著者の雑誌ライター時代(20代)▽俳優のマネジャー時代(30代)▽テレビドラマなどのプロデューサー時代(40代)、映画監督(50代)。「振り返れば、ほぼ十年ごとに新しい仕事にめぐり合っては、転職を繰り返してきたことになる」。それぞれのターニングポイントでの出会いを語り、次回作に思いを馳せる。

2005年 財団報「新時代 New Way of Life」より