読んでみた

風かおる「終の棲家」

風の村記録編集委員会著、1800円+税(ミネルヴァ書房)

 本書の舞台となっている高齢者福祉施設「風の村」は、2000年に開設した千葉県八街市郊外にある入居者50人とショートステイ7人が定員の特別養護老人ホーム。居室は全室個室で「ユニットケア」「グループケアユニット」と呼ばれる形態をとっている。生活クラブ生協・千葉の人たちが、理想の施設建設をめざし、全国の施設を見学し、話し合い、オープンするまでの過程を記録している。執筆は介護ライターの長岡美代さん、写真は日本写真家協会会員の田邊順一さん。

2005年 財団報「新時代 New Way of Life」より