読んでみた

歩くとなぜいいか?

大島清著、1300円+税(新講社)

 「まず明らかにしたいのは、歩くことの楽しさだ」。27年生まれの脳科学者で京都大学名誉教授の著者は、こう前書きで書く。「まず『ダイエットあり』、あるいは『生活習慣病予防あり』ではなく、まず『歩く楽しみ』があり、その結果としてダイエットになり、長生きでき、脳年齢が若くなり、ボケ防止になり、生活習慣病の予防になり、がんとも闘えるし、気持ちが強くなる」。「『歩くこと』は健康法の王様だ」「『歩く技術』を学ぼう」「『歩くこと』『食べること』は脳の幸せ」など計6章。

2005年 財団報「新時代 New Way of Life」より