認知症の支援・当事者5団体 プレイベント報告書

 「第32回国際アルツハイマー病協会国際会議」の開催に合わせ、認知症の支援・当事者5団体が昨秋、京都と東京でプレイベント「日本の当事者団体・あつまる」を開催し、その報告書が3月末に刊行された=写真。

 04年に初めて日本で同国際会議が開かれた時には家族の会のほかに当事者団体は無く、57歳の日本人男性が「治りたい、働きたい、妻に恩返しをしたい」と胸の内を切々と訴えたことが注目された。認知症になったら何もわからないという偏見を覆すインパクトのある発言だったからである。

 その後、認知症にかかわる当事者団体が次々と誕生し、昨年のプレイベントには、家族の会のほか、全国規模で活動している日本認知症ワーキンググループ、男性介護者と支援者の全国ネットワーク、全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会、レビー小体型認知症サポートネットワークの4団体が結集。活動紹介やディスカッションを通じ社会に強くアピールした。

 その一部を抜粋する。

 「5つの当事者団体が集結しました。初めての試みです。認知症の原因がそれぞれ違ったとしても、認知症の人が若くても、年老いても、介護する家族が女性であれ、男性であれ、支援する組織がさまざまな取り組みをしているからこそ、お互いに補い合える土台がこれで整いました。今、何が必要なのか、一番知っている人たちが力を合わせる時がきたのです」(生きる勇気と力と希望を 認知症にかかわる当事者5団体からのアピール)

 5団体は国際会議のワークショップに参加する。

 本書の問い合わせは、発行の認知症の人と家族の会(電話:075・811・8195)へ。

2017年4月