75歳以上運転者の解説本

75歳以上のドライバー向けに作られたガイドブック

 高齢者ドライバーの事故がしばしば報道され、その関連で運転免許を自主返納する人のコメントが新聞に投稿されるなど、高齢者の運転が社会的関心を呼んでいる。社会保険研究所から刊行された「知っておきたい75歳からの運転免許」は、75歳以上の高齢運転者が対象となる認知機能検査の仕組みや、かかりつけ医(主治医)による診断書の作成、高齢者の運転免許と自主返納について、図表入りで詳細に解説したガイドブックだ。

 年齢や認知機能の程度によって分かれる検査と講習の流れが一つにまとまった一覧表は自分の立ち位置を確認するのに便利だし、かかりつけ医の診断が必要な時にわたされる「診断書提出命令書」などが多数例示されていて、いざという時にまごつかないで済みそう。また認知機能検査の実施内容や検査結果の見方についてのQ&Aも参考になる。

 一方、日本医師会作成の「診断書作成手引き」を紹介。診断書作成にあたっての留意点や改正道路交通法のポイント、診断書の具体的な記載例についての解説が詳細に例示され、診断を担うかかりつけ医の助けになりそう。

 運転免許証を自主返納する場合に申請できる「運転経歴証明書」についても詳しく紹介されている。1500円(税抜き)。

2017年6月