主な事業/国際協力に関する事業(世界子ども救援事業)

2013年ブルキナファソ報告【特集】 

世界難民の日 最多4520万人

親と離散し専門家の精神ケアを受ける男の子=ブルキナファソ・ゴーデボー難民キャンプで2013年3月5日、大西岳彦撮影

親と離散し専門家の精神ケアを受ける男の子=
ブルキナファソ・ゴーデボー難民キャンプで
2013年3月5日、大西岳彦撮影

  6月20日は国連が定める「世界難民の日」。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2012年末時点での世界の難民・国内避難民の総数は4520万人で、1994年以来最多を記録した。昨年新たに国外に逃れた難民と国内で住居を追われた避難民の総数は推定760万人に上る。

 西アフリカ・マリ北部紛争から逃れた約1万人が暮らすブルキナファソのゴーデボー難民キャンプでは、うつろな目をした少年が遠くを見つめていた。子どもたちの精神ケアに当たるNGOスタッフのバラナベ・マディさん(36)は「両親を殺された子もいる。私にできるのは寄り添うことだけだ」と言って抱きしめた=写真・大西岳彦撮影。【平川哲也】

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