東日本大震災で保護者を亡くした遺児を支援する「毎日希望奨学金」の2013年度奨学生を募集します。返還の必要はなく、他の奨学金と併用できます。
<応募資格>
東日本大震災で保護者(父または母ら)が死亡・行方不明になった高校生、高専生、短大生、大学生、専修学校生。
<給付額と期間>
月額2万円を正規の最短卒業年度まで。
<募集人員>
50人程度。
<申請方法と締め切り>
所定の申請書に必要事項を記入し、4月20日までに〒100―8051 東京都千代田区一ツ橋1の1の1、毎日新聞東京社会事業団「毎日希望奨学金」係(03・3213・2674)へ。申請書は岩手、宮城、福島3県の学校・大学に送ります。
<締め切り>
4月20日(当日消印有効)
毎日新聞社
毎日新聞社会事業団
毎日新聞社と毎日新聞東京・大阪・西部社会事業団は、東日本大震災で保護者を亡くした生徒や学生を支援する2012年度の「毎日希望奨学金」を188人に給付しています。学校別では高校生138人、短大・大学生31人、専修学校生19人です。月額2万円を3カ月ごとにまとめて給付します。
新規の奨学生は50人程度の予定でしたが、これまでに4億円を超す善意が寄せられたため、可能な限り多くの希望者に給付できるよう配慮しました。
奨学金は11年度に創設し、趣旨に賛同いただい個人者や団体からの寄付をもとに運営しています。引き続き募金にご協力をお願いします。
◇毎日希望奨学金
東日本大震災で保護者を亡くした遺児を応援する「毎日希望奨学金」を受け付けています。
■郵便振替
毎日新聞東京社会事業団(00120・0・76498)。「奨学金」と明記してください。
■現金書留
〒100?8051 東京都千代田区一ツ橋1の1の1、毎日新聞東京社会事業団「奨学金」係。
■銀行振り込み
三菱東京UFJ銀行東京営業部(普通0422292)。口座名は毎日新聞東京社会事業団希望奨学金。
■毎日新聞でためたTポイント
毎日新聞で毎月ためたTポイントでも寄付できます。申し込みはこちらから。
毎日希望奨学金の趣旨に賛同する声は日増しに高まりをみせました。「子どもたちの将来に貢献できてうれしい」との声が寄せられています。

◇由紀さおりさんが希望奨学金を応援
ミュージシャンからも協力の申し出が相次ぎました。由紀さおりさんは、海外公演からの帰る飛行機の中で、毎日希望奨学金の記事に目がとまりました。「ぜひ遺児のために」と、コンサートのテーマを「希望奨学金」に決め、11年8月1日、チャリティーコンサート「あしたへ」を東京都千代田区の国際フォーラムで開きました。終演後、由紀さんみずから募金箱を手にロビーに立ち、募金を呼び掛けたのです。由紀さんは6月にも同じ会場でコンサートを開く計画です。
◇谷村さんらが「風の子守歌プロジェクト」
12年3月にはシンガー・ソングライターの谷村新司さんと石井竜也さんがCD「風の子守歌~あしたの君へ~」を共作。その印税すべてを希望奨学金に寄付する「風の子守歌プロジェクト」を立ち上げたのです。

「子供たちが将来、この国に住めなくなるかもしれない。僕たちはどうしたらいいのでしょう」。福島県に隣接する茨城県の実家が被災した石井さんはある日、谷村さんに、こう語りかけます。「僕たちにできることは、歌をつくることだよね」。こう話す谷村さんの言葉に「俺に曲を書かせてください」と石井さんは申し出ました。
2月7日、プロジェクトの発表会が東京でありました。「がんばろうと鼓舞するのではなく、そっと背中に手を添えるような曲です」。石井さんはこう解説しました。
◇奨学生から感謝の声
風の子守歌プロジェクト発表会場には、希望奨学金を受給している石巻専修大2年の勝又友章さん(20)も招かれました。父を亡くし、大学の学費減免措置と、毎日希望奨学金で学業を継続し、理科の教員免許取得を目指しています。「ミュージシャンの方々にも支援していただき感謝しています。震災後は大学をやめることも考えましたが、与えられたチャンスを生かし、勉学に励みます」と勝又さん。
私立岩手女子高校3年の里舘麻鈴さんからは「母と二人で新生活を始め、無事進級できました。応援してくださる全国の皆様のおかげです」との手紙をいただきました。水産加工の仕事中に津波の犠牲となった父と看護師になる約束をし、5年制の看護科がある同校に進んだ里舘さん。震災後、避難所での看護師の活躍ぶりを見聞きして「みんなに頼られる看護師になる」という気持ちがいっそう強くなったそうです。