毎日新聞東京社会事業団
その他の授業

大学医学部、医科大学の4サークルへ 地域医療研究・実習への助成


茨城県常陸太田市で健康指導を行う東京慈恵会医科大学疫学研究会の学生たち

長野県内で巡回実習をする巡回実習松本歯科大学地域医療研修会の学生たち

 大学医学部、医科大学のサークルが夏休みを利用して地域医療研究や実習を目的に実施するボランティア活動に対し、2015年度も4大学のサークルに助成しました。

 救急医療態勢の整備とともに、「無医村」は見かけの上で姿を消しましたが、山間部では過疎化と高齢化が進み、お年寄りにとっては医療が受けにくい現実に変わりはありません。高齢化の進行で、地域医療のニーズは高まっており、医学生らの地域医療への認識を高めることにもつなげたいと考えております。

若い医学生たちの地域医療への取り組みを後押ししています。

▽慶應義塾大学医事振興会
8月に山梨県甲州市と東京都大島町で医師2名と看護師7名、学生40名が、知的障害者施設や高齢者施設での介護実習、健康指導などを行いました。

▽東京慈恵会医科大学疫学研究会
10月に茨城県常陸太田市で、医師4名と看護師1名、学生20名が、地域住民に保健指導と健康相談を実施しました。

▽東京女子医科大学地域保健研究会
8月に札幌市立札幌病院で地域総合病院のあり方について学びました。

▽松本歯科大学地域医療研究会
それぞれ4〜8名の医師と学生が、年間を通して長野県内の障害者施設、高齢者介護福祉施設などを訪問し、歯の健康診断、衛生指導、簡単な治療を行っています。

その他の主催事業と主な後援・助成事業

当事業団は、2015年も社会福祉のさまざまな分野で活動しました。その他の主催事業・後援助成事業は次の通りです。

■主催事業

◇全国盲学校弁論大会
全国各地で開催。点字毎日、全国盲学校校長会、大阪、西部の各社会事業団とともに主催しています。

◇「声の点字毎日」の製作、寄贈
全国11ヵ所の国立療養所で闘病生活を送っているハンセン病患者のため点字毎日、大阪、西部両事業団と共に製作し、寄贈しています。

◇日本陶芸倶楽部会員チャリティー作品発表展
 日本陶芸倶楽部、当事業団、NHK厚生文化事業団の3者の主催で毎年5月に日本橋・三越本店で開催。同倶楽部の会員が出品した茶器、花器、皿、置物などの陶芸作品を展示・即売し、純益は当事業団などへ寄付されています。1968年に始まって以来の寄付金総額は1億円を突破しました。

■後援・助成事業

【東京ヘレン・ケラー協会へ助成】

◇点字図書館への助成
録音図書のデジタル化にかかわる機器整備、CD-Rの大量購入などのため助成しています。

◇ヘレン・ケラー学院事業への助成
中途失明者の自立更生と福祉増進のためのヘレン・ケラー学院では、あんま、マッサージ、指圧、はり、灸などの資格修得のための指導をしています。事業費および教育環境整備費として助成しています。

◇東京ヘレン・ケラー協会本部への助成
同協会は50年にヘレン・ケラー女史の来日を機に毎日新聞社と当事業団が設立しました。協会本部の事業活動費として助成しています。

◇海外盲人交流事業への助成
ネパールの視覚障害児童の教育支援費として助成しています。

◇ヘレン・ケラー記念音楽コンクールへの助成
視覚障害のある児童・生徒・学生のためのわが国唯一の音楽コンクール。視覚障害者の文化活動を支援するために助成しています。

【障害者福祉事業】

◇療育ネットワーク川崎への助成
川崎市で障害児を抱える母親たちのネットワークづくりを進め、障害を持つ未就児や障害児童の一時預かりやヘルパーの在宅支援などきめ細かいサポートも行っています。14年度から助成を始めました。

◇肢体不自由児・者の美術展の後援と助成
日本肢体不自由児協会の主催で、東京・池袋の東京芸術劇場展示ギャラリーで開催。当事業団は後援、助成をするとともに、審査にも加わり、絵画、書の部にそれぞれ事業団賞を贈呈しています。

◇わたぼうし音楽祭の後援と助成
奈良たんぽぽの会主催。奈良県文化会館国際ホールにおいて、全国の障害をもつ人たちの“心の詩”をメロディーにのせて発表します。当事業団は大阪社会事業団とともに後援し、助成しています。

◇全国盲学校野球大会の後援と助成
盲学校体育を振興し、生徒の体力向上と相互の交流を深める目的で、同体育連盟が主催する野球大会を後援・助成しています。

◇関東聾学校体育連盟大会への後援と賞品贈呈
関東の聾学校生徒が参加する野球・卓球大会を後援し、優勝、準優勝カップ、盾などを贈呈しています。


13年5月の第41回日本車椅子バスケットボール選手権大会

◇日本車椅子バスケットボール選手権大会の後援と助成
日本車椅子バスケットボール連盟が主催する車椅子バスケット全国大会を後援・助成しています。

◇日本ブラインドテニス大会の後援と助成
視覚障害者スポーツ振興のため、同連盟が主催する国際交流会を後援・助成しています。

◇「心の輪を広げる障害者理解促進事業」の後援と賞品贈呈
障害者と健常者の相互理解を深めるため内閣府が主催。同事業を後援し、「心の輪を広げる体験作文」及び「障害者週間のポスター」優秀者表彰にあたり副賞を贈呈しています。

◇日本点字図書館のチャリティー映画会の後援と助成
点字図書館支援のため、同事業を後援・助成しています。

◇中途失聴者・難聴者のための読話学習への助成
聴覚障害者への支援事業として、中途失聴や難聴者の実践読話学習DVDを製作している読話塾に、パッケージ費及び発送費として助成しています。

◇わらじの会夏合宿の助成
「障害者が健常者と共に地域で生きられる街」を目指して活動しているわらじの会(埼玉県越谷市)が地域との交流のため開いている夏の合宿に助成しています。

◇全東京ろう社会人軟式野球TDリーグの後援と賞品贈呈
東京都の聴覚障害者が参加する軟式野球大会を後援し、賞品を贈呈しています。

◇全日本ろう社会人軟式野球全国大会の後援と助成
 全日本ろう社会人軟式野球連盟の主催により、全国から選抜されたチームによって開催しています。当事業団は後援するとともに優勝杯レプリカ、賞状と参加賞を贈呈しています。

◇朗読録音奉仕者感謝行事(鉄道弘済会主催)の後援
視覚障害者のための朗読録音奉仕を行っているボランティアを顕彰するため、財団法人鉄道弘済会と社会福祉法人日本盲人福祉委員会が主催しています。同行事を後援し、審査にも加わっています。

◇高木記念山中キャンプの後援
 日本肢体不自由児協会などの主催。東京YMCA山中湖センターで8月、小学生から高校生までの障害児にボランティアリーダーと医師、スタッフらが参加して実施しています。当事業団はこれを後援しています。

【児童福祉事業】


14年度江戸っ子杯の表彰式

◇東京都社会福祉協議会児童部会江戸っ子杯の後援と参加賞贈呈
東京都の児童養護施設の子どもたちが参加する野球、ドッジボール、バレーボール大会を後援し、賞品を贈呈しています。

◇交通遺児家庭の母と子の日帰レクリエーションへの助成
交通遺児等を支援する会は、交通遺児らの慰安と親睦を図るために毎年レクリエーションを実施しています。当団はこれを後援、助成しています。

◇子どもの虐待防止センターへの助成
児童への虐待が社会問題として深刻化する中、子どもへの虐待を早期発見し、孤立する母親たちとの電話相談などで虐待防止を援助する社会福祉法人です。15年度から助成を開始しました。

【その他の社会福祉事業】

◇自殺防止電話相談事業「いのちの電話」への助成
自殺防止を目的に、東京いのちの電話では年間約3000件の相談を受けています。リストラ、倒産などの増加に比例して相談件数も増えていますが、電話相談事業運営は民間の助成に頼るところが大きく、当事業団は助成を続けています。

◇自殺予防のための治療・相談事業「青少年健康センター・クリニック絆」への助成
精神医学・心理学分野の優れた研究者を結集して、クリニック絆を開設。登校拒否、ひきこもり、うつ病などに悩む若者に対して、自殺予防のための治療と相談にあたっています。14年度から助成を始めました。


東京・渋谷で開かれた12年の30回大会では「視覚障害者初心者クラス」が新設されました。はめ込み式の9路盤で、手の感触で打っていきます。

◇福祉囲碁東京大会の協賛と参加賞贈呈
日本福祉囲碁協会が主催する東京大会を後援し、身障・老人福祉施設からの参加者とボランティアのために参加賞を贈呈しています。

◇高齢社会に生きるボランティア講座への助成
地域福祉の大切さ、ボランティアと地域の関わりについて学ぶ、八王子市社会福祉協議会の同講座に助成しています。

◇広がれボランティアの輪連絡会議構成団体
 民間のボランティア活動をさらに推進し、全国的な協同活動をする目的で94年に設立。当事業団も趣旨に賛同し、構成団体となっています。

療育ねっとわーく川崎

病気や障害のある人も家族も、地域で豊かな生活を送れることをめざして、2000年に発足したNPOです。今は、こどもたちのデイサービスから、グループホームまで、多様な支援をしています。中でも、発足時から大切にしてきたのは、医療的ケアのある方への支援です。介護職も吸引や栄養注入の研修を受け、看護職と連携してケアしています。いつも、懸命に生きるこどもたちの笑顔に励まされています。【事務局・谷みどりさん】


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