毎日新聞東京社会事業団
ネパール子ども病院

ネパール子ども病院の現状


病院敷地入口から望む(左手奥に新周産期病棟) =AMDA提供
新周産期病棟が完成

 毎日新聞社と当事業団のキャンペーンで集まった寄付金などをもとに、ネパール南西部のブトワル市に設立された「ネパール子ども病院」で2012年11月末、新しい周産期病棟が完成しました。

 同病院は1998年に開院し、特定非営利活動法人AMDAネパール支部や現地の商工会議所などによって運営されています。その後、新生児集中治療室(NICU)を併設し、救急患者の受け入れも始めました。開院から2012年度末までに、述べ66万人を超す母子の命を助けてきました。首都カトマンズ以外にNICUを併設している病院は少なく、100キロ以上離れた遠方から訪れる患者もいます。

 病院設立当初に比べ、医療環境は改善したものの、救急患者や重症患者が集中的に子ども病院に搬送されるようになり、より専門的医療を、安価で提供しなければならないという新しい問題に直面するようになりました。

 特に早急な対応が必要なのは、周産期医療です。周産期とは妊娠22週目から生後7日未満の期間を指し、母体・胎児・新生児を総合的に管理し、異常を早期発見・処置することで多くの命が救える重要な期間とされています。


右手に小児科・産婦人科病棟、左奥に新周産期病棟(写真・左)、新生児処置室(写真・右) =AMDA提供

 この周産期に包括的対応が出来る病棟建設が立案され、日本の外務省から支援を受けることになりました。新周産期病棟(2階建て、述べ面積2009m²)の建設が2011年夏に始まり、2012年11月末に完成しました。

 新病棟は、陣痛室、分娩室、手術室、家族計画カウンセリング室、新生児集中治療室などを備え、妊娠・出産から新生児ケアを総合的に管理できるよう配慮されています。

 周産期病棟の外観デザインは、設立時に病院の建物を設計した安藤忠雄建築事務所に引き続きアドバイスをいただきました。

 東京渋谷ライオンズクラブは開院当初、1000万円を寄付したほか、毎年、薬品代などとして30万円の寄付を続けています。


新生児(写真・左)、入院中の母子(写真・右) =AMDA提供


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