毎日新聞東京社会事業団

第24回「雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」を実施しました

 「雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」は、新潟県南魚沼市の八海山麓スキー場を会場に'13年1月4日から6日まで2泊3日の日程で実施しました。首都圏の肢体不自由児と、その親たちに、雪国の自然の豊かさと雪遊びの楽しさを体験してもらいながら、子供たちは集団生活を通じて協調性や自立心を養ってもらい、親たちは医師ら専門家を交えて交流し療育について学んでもらおうという趣旨で開催しています。

 当事業団とNHK厚生文化事業団、日本肢体不自由児協会の3者が主催し、1990年から開始したこのキャンプは今回で24回目となりました。手足の不自由な小学生20人とその保護者20人、支援するボランティアリーダー、医師・看護師らスタッフも含め総勢96人が参加しました。




 ゲレンデでのそり滑り。スピードも出て思わず歓声があがります。雪合戦をしたり、ゲレンデを転がって楽しむ子どもたち。ボランティアのお兄さん、お姉さんと一生懸命遊びました。今回はミニホースとヤギがゲレンデでみんなを出迎えました。なでたり、乗せてもらったり、ニンジンやリンゴを食べさせたり、動物との触れ合いもできました。

 お父さん、お母さんは力を合わせて高さ2メートルのかまくらを作りました。二日目はリフトに乗って山頂へ。リーダーと一緒にソリで滑り降りました。餅つき大会ではかわるがわるでお餅つき、とてもおいしいお餅をいただきました。

 最終日は親子とボランティアたちが一緒になっての雪上リレー。笑い声が雪山に響きました。

 子どもたちは、親たちとは別の宿舎でボランティアリーダーとの集団生活をしており、親は全く子どもの世話から解放されるのもこのキャンプの特長です。「久しぶりにスキーが出来てリフレッシュできました」「スキーも出来て、温泉にも入り、親同士の交流もできて満足です」というお父さん、お母さんは大感激の表情でした。

 このキャンプは、ボランティアリーダーのみなさんの献身的努力に支えられていることはいうまでもありませんが、スキー場や宿泊施設の方たちにも大変お世話になりました。駅とスキー場間のバスによる送迎などはご後援いただいた南魚沼市にご協力をいただきました。JR東日本には東京駅、浦佐駅での乗降に際して安全のために特別に人員を配置していただき、案内や乗降の手助けなどに気を配っていただきました。多くの方々の善意に支えられて今回も無事にキャンプが開催され、子どもたちは素晴らしい思い出を深く刻むことができたことでしょう。

第56回手足の不自由な子どものキャンプを実施しました。

56回手足の不自由な子どものキャンプ


山中湖にビッグカヌーを浮かべ湖上をスイスイ

 第56回手足の不自由な子どものキャンプ(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由協会、東京YMCA主催)が、2012年8月9日から14日までの5泊6日の日程で、山梨県山中湖村の東京YMCA山中湖センタ-で開催しました。

 このキャンプは、手足の不自由な子どもたちが両親や兄弟姉妹から離れて豊かな自然環境の中で、集団生活をすることによって、自主性や協調性を養うことを目的としています。

 首都圏に住んでいる障害を持つ小学3年生から高校3年生までのキャンパー39人(男16人、女23人)と、その子どもたちをサポ-トする学生や社会人のボランティア29人、それと彼らをバックアップする社会人スタッフとお医者さん、看護師さんなどを加え、総勢約110人が参加しました。

 キャンプ期間中、子どもたちとキャンプリ-ダ-のお兄さんお姉さんは7つのグループに分かれて、キャンビンで寝泊まりしました。遊びも食事もお風呂も24時間いつも一緒。はじめはぎこちなかった関係もキャンプ半ばを過ぎるとまるで家族のようになります。

 キャンプでは安全を第一に考えた、さまざまなプログラムがキャンプボランティアやスタッフによって準備されました。キャンプファイヤー、野外調理、カヌー遊び、色とりどりの花火、プールでの水遊びなど子どもたちが喜ぶプログラムばかりです。


キャンプのために作ったそろいのTシャツで記念撮影

 キャンプ最後の年となる高校3年生のキャンパーのために、模擬卒業式も開きました。「卒業証書」を受け取り、後輩からメッセージを渡されると、高3キャンパーは目をうるうるさせていました。


プールでは大はしゃぎ=写真左、お祭り会場ではヨーヨーのつり上げゲーム=写真右

 お祭りと称して、ビニールプールに水を入れヨーヨーつりゲームをしたり、かき氷店を開いて夜店気分を演出したグループもありました。


野外調理は食欲倍増

 自分たちで作って食べる野外調理は、みんな大好きです。おなどの調理器具と肉や米、野菜などの食材を森の中の野外調理場へみんなで運びました。手が不自由でも、自分でできることはお兄さん、お姉さんの助けを借りながら何でもやります。男の子は薪を割り、女の子はニンジンやジャガイモを一口大に切り、カレーライスの準備。ごはんは飯盒 (はんごう)で炊きました。玉ねぎや煙で涙を流しながら作ったカレ-ライスの味は格別です。

 ある女児グループは、パンダやうさぎなどの形にしたご飯にカレーをかけた「女子力カレー」をつくりました。インドのパン「ナン」やヨーグルトのラッシーを作った本格派も。「ホットケーキ」を作ったグループ、流しそうめんに挑戦したグループもありました。


毎朝、朝の集いでキャンプの旗を揚げる

 朝は午前7時15分からグラウンドで「朝の集い」があります。まず、みんなが歌う「旗揚げの歌」でキャンプの旗を掲揚します。続いてスタッフがアレンジした「朝の体操」がはじまります。中にはキャンプソングに合わせて即興で振りを作り、「二度と同じ体操はできません」と頭をかくお兄さんもいます。

 みんなで一緒に乗るビッグカヌーも大人気です。緑豊かなキャンプ場の森を抜けるとすぐに富士山が真正面に見える山中湖です。一人一人救命胴着を着けてもらいカヌーに乗った子どもたちは、揺れるボートにおっかなびっくり。それでもボランティアのお兄さんに手伝ってもらってオ-ルを手に元気いっぱい漕ぎました。

 キャンプ生活で子どもたちはみるみる成長します。一人静かにしているだけだった女の子が積極的に話しかけたり、友達に手を貸すことを覚えた子も。自主性と協調性を学んだ5泊6日でした。

 このキャンプを支えてくださった多くのみなさまに深く感謝いたします。


最後の夜、キャンプファイヤーで別れを惜しんだ


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