オペラ「鑑真東渡」日本公演、7月東京、大阪で
日中国交正常化45周年記念で凱旋公演
2016年12月20日。東京・渋谷、Bunkamuraオーチャードホールで初演を迎えた新作オペラ「鑑真東渡」が、日中国交正常化45周年記念事業として凱旋公演を行います
オペラ「鑑真東渡」は、日本でもなじみの深い鑑真和上の生涯をテーマにした中国・江蘇省演芸集団有限公司(董事長・鄭澤雲)の新作オペラです。
2017年に日中国交正常化45周年を迎えるにあたり、日中友好の原点とも言える鑑真和上の精神を伝えようと構想4年をかけて完成した作品です。
東京で初演を迎え、その後、奈良、京都で計5公演を行い、計約7000人の観客を集めました。各界からも、その完成度の高さに称賛の声が寄せられました。
2017年2月には、中国・北京公演を行い、中国政府要人からも高い評価を得ました。日中国交正常化45周年記念事業として、中国政府が再び日本公演へと送り出すことが決まりました。
誕生の地でも東京・渋谷、Bunkamuraオーチャードホール=7月5日(水)、6日(木)=を皮切りに、大阪、オリックス劇場=11日(火)、12日(水)=の2会場で計4公演を行います。
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東京公演
渋谷・Bunkamuraオーチャードホール
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 TEL.03-3477-9111(代表)
◆7月5日(水)、6日(木)
午後6時半開場、午後7時開演。
S席1万2000円、A席1万円、B席8000円、C席6000円
大阪公演
オリックス劇場
大阪市西区新町1丁目14番15号 TEL 06-6586-3711
◆7月11日(火)、12日(水)
午後6時半開場、午後7時開演
S席1万2000円、A席1万円、B席8000円、C席6000円
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主催
中日友好協会/江蘇省人民政府
運営
江蘇省対外文化交流協会/江蘇省人民政府僑務弁公室/江蘇省人民政府外事弁公室/江蘇省宗教局/江蘇省演芸集団有限公司
協力
江蘇省演芸集団日本支社ポラリス株式会社/株式会社毎日新聞社
後援
外務省/文化庁/大阪府(大阪公演)/中華人民共和国駐日本国大使館/ 一般社団法人日中協会/公益社団法人日本中国友好協会/日本国際貿易促進協会/一般財団法人日本中国文化交流協会/日中友好議員連盟/一般財団法人日中経済協会/公益財団法人日中友好会館
制作
江蘇省委宣伝部/江蘇省文化厅/江蘇省演芸集団有限公司
出演
江蘇省演芸集団歌劇舞劇院/江蘇省演芸集団交響楽団/江蘇省演芸集団舞美中心
オペラ「鑑真東渡」日本公演は日中国交正常化45周年認定事業です。
日中国交正常化45周年認定事業とは
日本と中国との間では,2017年に日中国交正常化45周年,2018年に日中平和友好条約締結40周年を迎えます。外務省は,両年を日中間の幅広い交流の年にしていくため,地方自治体,企業,民間団体等の皆様にも積極的に参加していただき,官民で盛り上げていきたいと考えております。本「周年事業」の趣旨にふさわしい行事に対しては,日中国交正常化45周年,日中平和友好条約締結40周年を記念する周年行事として認定いたします。(外務省HPから)
見どころ(「鑑真東渡」パンフレットから)
西暦742年(唐の天宝元年)、唐代の高僧鑑真大師は、日本の僧侶の招請を受け、東渡(日本への渡航)を試み、想像を絶する苦難の末、6度目にして、ついに754年日本国に到着する。同行者には芸術、医学に通じたものがいたほか、腕のいい職人などもいた。彼は持参した大量の書籍文物で、唐の文化の成果を広めることに力を尽くした。今日もなお、中国の揚州大明寺と日本の唐招提寺の長明灯は、海を隔てて照り映え、温かな平和の光を放っている。このオペラは、史実を基に、中日の間に伝えられている文化交流の佳話を芸術的手法で再現したものである
鑑真・・・唐代の高僧、揚州大明寺住職。南山律宗の開祖、55歳。
栄叡・・・日本の遣唐僧、30~34歳。
静海・・・鑑真の弟子の尼僧、24~25歳。
静空・・・鑑真の弟子、28~29歳。
馮夫人・・・揚州原住民の首領、36~37歳。
州官、祈祷師、尼僧、遣唐使、留学僧、水手、職人、官兵、原住民、日本の皇族、庶民、鼓手等の多くの人々。
スタッフ
作曲: 唐建平
脚本: 馮柏銘、馮必烈
監督: 邢時苗
助監督 王 廸、薛広鵬、陳春華、袁 寧
文学アシスタント: 王凌雲、魏 強
舞台美術デザイン: 盛暁鷹
照明デザイン: 呉 瑋
衣装デザイン: 陽東林
スタイリスト: 賈 雷
動画デザイン: 趙 海
音声デザイン: 毛林華
道具デザイン: 洪 亮
管弦楽: 江蘇省演芸集団交響楽団
独奏: 松村エリナ(箏) ほか
合唱・演舞: 江蘇省演芸集団歌劇舞劇院
プロデューサー: 周 琪、徐耀新、鄭澤雲
芸術監督: 徐 宁、高 云、柯 軍