浮世絵に見る歌舞伎の世界
北九州市立美術館は、日本や欧米の近代絵画や現代美術作品など約7700点のコレクションを誇ります。その中でも浮世絵版画は約1400点にも及び、同館の特色の一つとなっています。
本展は、歌舞伎絵と呼ばれる浮世絵を、現在も広く親しまれている演目「仮名手本忠臣蔵」を題材にした作品を中心に特集します。歌舞伎絵は、浮世絵版画の中でも最も人気を誇ってきたジャンルで、歌舞伎の舞台を描いた芝居絵、演者を描いた役者絵などがあります。また、舞台をパロディ化した戯画や、演目の名シーンに名所絵や美人画を組み合わせたものなど、遊び心を感じる浮世絵も多くあります。そこからは、歌舞伎が江戸の人々の娯楽としていかに身近であったか、そして浮世絵が歌舞伎とともに発展を遂げてきたことを読み取ることができるでしょう。
同館はまた、数は少ないながらも珠玉の現代日本画を所蔵しています。本展では、北九州市ゆかりの画家、竹久夢二をはじめ、現代日本画の巨匠、東山魁夷、平成の日本美術院を牽引(けんいん)した松尾敏男らの大作を展示します。江戸のエンターテインメント・歌舞伎の世界と現代日本画の粋を、同館のコレクションを通してお楽しみください。
すべて北九州市立美術館蔵
開催日 | 2021年7月17日(土)~8月15日(日) |
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日時の詳細 | 開館時間は午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)会期中無休 |
会場 | 北九州市立美術館分館 (北九州市小倉北区室町1-1-1リバーウォーク北九州5F) |
料金 | 一般800円(600円)▽高大生400円(300円)▽小中生200円(100円) ※かっこ内は前売りと20人以上の団体料金 |
問い合わせ | 北九州市立美術館分館(093・562・3215) |
関連リンク | 北九州市立美術館分館HP https://kmma.jp/bunkan/ |
主催 | 歌舞伎展実行委員会(北九州市立美術館、TNCテレビ西日本) |
特別後援 | 毎日新聞社 |
後援 | 九州旅客鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、北九州モノレール、筑豊電気鉄道株式会社、株式会社スターフライヤー、北九州市、北九州市教育委員会、東アジア文化都市北九州実行委員会 |
※新型コロナウイルスの感染状況により、会期変更や臨時休館等の場合もあります。
最新の情報は、北九州市立美術館分館ホームページにてご確認ください。