特別展「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」


 特別展「キューガーデン 英国王室が愛した花々 シャーロット王妃とボタニカルアート」を周南市美術博物館で開催します。

 イギリスには世界遺産にもなっている世界最大級の王立植物園、キューガーデンがあります。ロンドン南西部に位置する同園の始まりは、1759年に国王ジョージ3世の母親であるオーガスタ皇太子妃が始めた9㌈の庭でした。そしてジョージ3世とシャーロット王妃の時代にはその規模を飛躍的に広げました。

 同園は、20万点を越えるボタニカルアートのコレクションを収蔵しています。ボタニカルアートは、薬草の研究に端を発し、植物を科学的な視点から描いたものですが、長い歴史の中で芸術性を見出され人々に親しまれるようになりました。

 本展では、キューガーデンのコレクションを中心に18世紀から19世紀初めのボタニカルアート約100点が並びます。また、王妃に見出された王室御用達ウェッジウッド社の陶磁器「クィーンズウェア」や家具など約30点も併せて展示。世界に先駆けて近代化の道を歩んだ英国を芸術的な側面から紹介します。

 

キューガーデン初代専属画家 フランツ・バウアー

フランツ・アンドレアス・バウアー ゴクラクチョウカ (ストレリチア・レギネ)(ゴクラクチョウカ科) 1818年 キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

『カーティス・ボタニカル・マガシン』より

シデナム・ティースト・エドワーズ ボタンの栽培品種(ボタン科) 1809年 個人蔵 Photo Brain Trust Inc.

女性画家たちの活躍

トマス・ハーヴェイ夫人 ローザ・ケンティフォリア(キャベツローズ)とローザ・ガリカ(フレンチローズ)の栽培品種(バラ科) 1800年 キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

王妃が愛したウェッジウッド

ウェッジウッド 蓋付き皿(クイーンズウェア) 1765-1770年頃 クリームウェア(陶器)、エナメル彩色 個人蔵 Photo Michael Whiteway

 

開催日 2021年7月16日(金)~8月29日(日)
日時の詳細 月曜日休館。※ただし8月9日(月・振休)開館、翌10日(火)休館
開館時間は午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場 周南市美術博物館(周南市花畠町10-16)
料金 一般1100円(1000円)、大学生800円(700円)※18歳以下無料
※かっこ内は前売り、20人以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳等をご持参の方とその介護の方は無料
問い合わせ 周南市美術博物館(0834・22・8880)
関連リンク 周南市美術博物館HP
http://s-bunka.jp/bihaku/
主催 周南市美術博物館、毎日新聞社、tysテレビ山口
後援 ブリティッシュ・カウンシル、山口県、山口県教育委員会、周南市・下松市・光市・田布施町および各教育委員会
協力 日本航空
企画協力 株式会社ブレーントラスト

※新型コロナウイルスの感染状況により、中止・変更等の場合もあります。
 最新の情報は、周南市美術博物館ホームページにてご確認ください。

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