柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年


 「柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年」を10月26日から、東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催します。

 「民藝」とは、「民衆的工芸」を略した言葉です。民藝運動が生まれたのは、近代の眼がローカルなものを発見していくという「捻じれ」をはらんだ時代です。柳宗悦らは、若くして西洋の情報に触れ、モダンに目覚めた世代でありながら、それまで見過ごされてきた日常の生活道具の中に潜む美を見出し、工芸を通して生活と社会を美的に変革しようと試みました。

 本展では、柳らが蒐集(しゅうしゅう)した陶磁器、染織、木工、蓑、籠、ざるなどの暮らしの道具類や大津絵といった民画のコレクションとともに出版物、写真、映像などの同時代資料を展示し、総点数400点を超える作品と資料を通して、民藝とその内外に広がる社会、歴史や経済を浮かび上がらせます。

 

ポスタービジュアル (《羽広鉄瓶》 山形県 1934年頃 日本民藝館)
ポスタービジュアル (《羽広鉄瓶》 山形県 1934年頃 日本民藝館)
ホームスパンを着用する柳宗悦 日本民藝館にて 1948年 写真提供:日本民藝館
ホームスパンを着用する柳宗悦 日本民藝館にて 1948年 写真提供:日本民藝館
《スリップウェア鶏文鉢》 イギリス 18世紀後半 日本民藝館
《スリップウェア鶏文鉢》 イギリス 18世紀後半 日本民藝館
《緑黒釉掛分皿》鳥取県・牛ノ戸 1930年代 日本民藝館
《緑黒釉掛分皿》鳥取県・牛ノ戸 1930年代 日本民藝館
木喰五行 《地蔵菩薩像》 1801年 日本民藝館
木喰五行 《地蔵菩薩像》 1801年 日本民藝館

 

 

開催日 2021年10月26日(火)~2022年2月13日(日)
日時の詳細 休館日:月曜日(ただし1月10日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月11日
開館時間:10:00~17:00(金・土曜日は20:00まで) *入館は閉館の30分前まで
会場 東京国立近代美術館
(美術館ウェブサイト https://www.momat.go.jp/am/ icon-external-link )
東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口 徒歩3分
〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
観覧料 一般  1,800円、大学生 1,200円、高校生  700円
※中学生以下、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等をご提示ください。
※キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金でご鑑賞いただけます。
※本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。
問い合わせ 050-5541-8600(ハローダイヤル)
関連リンク 展覧会公式ウェブサイト
https://mingei100.jp icon-external-link
主催 東京国立近代美術館、毎日新聞社、NHK、NHKプロモーション
協賛 NISSHA、三井住友海上
特別協力 日本民藝館

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