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農業高校生が作ったお米がイタリアンレストランのおしゃれメニューに!シェフとの事前MTGに潜入!|全国農業高校HANASAKA収穫祭2025

東京駅八重洲中央口を出てすぐの「YANMAR TOKYO」2階にあるイタリアンレストラン「ASTERISCO(アステリスコ)」では、11月1日(土)~11月28日(金)の4週間、全国農業高校HANASAKA収穫祭との特別コラボメニューを提供します。

ランチコースの前菜のライスサラダ、プリモのカレー・リゾットと、ディナーのリゾットで使用し、お米の旨みを引き出しています。

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昨年も実施し、好評だったこの企画ですが、今年はHANASAKA収穫祭に参加する4校が作った「お米」を使ったメニューをシェフが考案。1週間ごとに異なるお米を使用します。

お米を提供してくださったのは北海道と岡山県の4校のみなさまです。11/1~11/7は北海道大野農業高等学校の「ふっくりんこ」、11/8~11/14は北海道岩見沢農業高等学校 の「そらきらり」、11/15~11/21は岡山県立瀬戸南高等学校の「きぬむすめ」、11/22~11/28は岡山県立興陽高等学校の「ぴかまる」を予定しています。

今回はメニュー化に向けた学校の生徒・先生とシェフとの事前MTGの様子をリポートします!

「ASTERISCO(アステリスコ)」は、「お米を楽しむ」というコンセプトのイタリアンレストラン。お米を日々追求しつつ、季節の食材を使うところにも力を入れています。店名の「アステリスコ」は、「アステリスク(米印/*)」が由来です(「アステリスク」はイタリア語で言うと「アステリスコ」)。お店のロゴも米印の記号「*」がモチーフになっています。イタリアンでは珍しく、お米は「羽釜」で炊き上げているほどこだわりを持っています。

「レストランにとってもチャレンジ!」と笑顔で話す菅原シェフ(左)

コラボメニュー企画は丹精込めて作った食材が料理という最終商品となってお客様に提供されるというHANASAKA収穫祭の即売会や普段の活動とは違った実体験を通じて、食の大切さを高校生の皆さんに学んでもらいたいという思いから始まりました。

昨年に続いて2回目の実施となるコラボメニュー企画ですが、レストランで1週間ごとに違うお米を使った料理を出す、というのはASTERISCOでは前例がありません。料理長を務める菅原槙也シェフも「お米に合う水の量や調理方法を品種ごとに考える必要があります。お米自体の大きさも全然違うので、炊き方によって甘さも変わってしまう」と難しさを語り、「レストランにとってもチャレンジです!」と話していました。

また、菅原シェフは「料理人の仕事」について高校生に知ってもらおうと、次のように話し、生徒たちも真剣な顔で聞いていました。

「料理人は医者と一緒でお客様の命を預かっている、それくらい責任の大きい仕事だと思って日々料理をしています。一歩間違えればアレルギーや食中毒など、お客様を危険にさらしてしまうこともあります。そのため、食材の品質や仕入れの経緯なども明確でないとレストランでは扱うことができません。今回、みなさんに品質に関する書類の提出をお願いしているのもそのためです。レストランのリアルな現場事情も知っていただき、少しでもみなさんの学びに繋がれば嬉しいです。」

事前MTGの様子。シェフと生徒が意見を交わしました

生徒から菅原シェフに質問が飛ぶ場面も。岩見沢農業高校の生徒から、「イタリアンにお米を使うイメージがなかったのですが、どういう料理に使っているんですか?」と聞かれると、菅原シェフは「お米はいろんな場所に使われています。例えば味噌だったり、焼酎だったり、あとお米のライスミルクというものがあったり……。また、お米を食べて育った鶏が生んだ卵、牛だったりと間接的にお米が関わっていたりします。アステリスコではリゾットなどの他に、ソースにもお米をペースト状にして使っています」と説明。

 

岩見沢農業の生徒は「自分が思っている以上にイタリアンでお米が使われていると知ってびっくりしました!」と話していました。

バラエティ豊かなお米が菅原シェフの手によってどんなイタリアンに変身するのか、ぜひ皆さんの五感をフルに使って確認してみてください!

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