第4回認定15グループ

 
第4回認定15グループ(順不同)
第4回認定15グループは、2022年秋の大賞審査の候補となります。
1 北海道標茶高校 牛乳班
乳製品で標茶町を活性化~日本一広い高校から私たちがつなぐ町おこしプロジェクト~

グループ代表 3年 竹内 (ほのか)さん

 私たち牛乳班は「標茶町を多くの方に知ってもらうこと」「町を元気にすること」を目標に活動を行っています。現在は新型コロナウイルスの影響で外での活動が今までのようにできない状況ではありますが、そんななかでも私たちにできることはないかと考え、今できる活動を行っています。私たちの活動によって多くの人が町に興味をもってくれたり、町に住む人々が少しでも笑顔になってくれたりするようこれからも頑張っていきます。
2 北海道静内農業高校 生産科学科 3年園芸研究班
ピーマンの尻腐れ症とがく片のコルク化を解決するための研究

グループ代表 3年 遠藤 真緒 さん

 隣町の特産品ピーマンに目を向け、「尻腐れ症」の解決を目指し研究活動を行っています。尻腐れ症は生産する上で大きな課題となっているため、地元生産者の協力や、農業改良普及センターに助言をいただきながら解決への道筋を探っています。地域農業と真剣に向き合い、地域の方々とともに課題解決に取り組む、課題研究の醍醐味を感じながら研究をしています。地域農業の発展に貢献できるような有意義な研究にしていきたいです。
3 山形県立置賜農業高校 置農SDBoys&Girls
置農MOTTAINAIプロジェクト2

グループ代表 2年 本間 雄也 さん

 10年前の先輩達は、ワインの搾りかすをリサイクル飼料に利用したMOTTAINAIプロジェクトで持続可能な農業に取り組みました。私たちは果樹王国山形の食料加工残渣のリサイクルによる廃棄物の排出ゼロをめざしながら、SDGsの「2.飢餓をゼロに」や「11.住み続けられるまちづくりを」、そして「12.つくる責任つかう責任」の目標達成に向け、企業や農家と連携しながら共に頑張ります。
4 山形県立村山産業高校 農業部バイオテクノロジー班
山形県産サトイモの超促成栽培の実現を目指す
~サトイモ・芋煮文化の継承と発展を目指して~

グループ代表 2年 髙橋 勇人 さん

 私たちは、地域資源であるサトイモの栽培方法の改善や苗生産について研究を行うとともに、その加工品である芋煮を活用した新たな商品の開発や地元の道の駅と協力した地域貢献を行っている。
5 栃木県立栃木農業高校 農業環境部地域デザイン班
蔵の街の先人が伝える不変の伝統工芸品
~幸作箒地が創る新たなビジネスプロジェクト~

グループ代表 3年 大竹 芳樹 さん

 蔵の街栃木市のお悩み「耕作放棄地増加と伝統工芸品後継者不足」を一挙に解決したい。耕作放棄地は幸作箒地になり、生産力を向上することができるのか。美と機能性を備えた「座敷箒」を地元の誇る伝統工芸品として継承・発展させることができるのか。私たち農業環境部地域デザイン班は、二つの難題解決のため、新たなビジネスモデルを考案し、生産者・職人・ヒトを繋ぐ地元栃木市の農産業発展に貢献することを宣言します。
6 栃木県立那須拓陽高校 地域おこし協力隊“たくよう”
環境保全型“わさび”栽培による地域おこし

グループ代表 3年 星野 尚哉 さん

 私たちは、わさびについて研究活動してきました。本来であれば、土地を切り開いて作土し湧水を流しワサビ沢を作ります。しかし、私たちが取り組んでいる方法は、コンテナでわさびを栽培する方法で、栽培場所にコンテナを置くだけです。環境を壊さず環境に優しい栽培方法です。もし、この方法で成功したなら、地域に蕎麦屋、お寿司屋ができ地域に産業が生まれます。私たちは、限界集落となる地域を活性化していきたいと考えています。
7 埼玉県立杉戸農業高校 食品流通科 開発研究班
杉戸町近隣の特産品「梨」を利用した杉農ゴールデン梨くるみパン
環境に配慮した商品開発&リデュース大作戦!

グループ代表 2年 川上 日菜 さん

 私たち開発研究班は、県産小麦を使った商品開発や地域を活性させるプロジェクトに取り組んでいます。この活動は、GLOBAL-G.A.Pを取得した本校の梨や、梨生産地区で規格外として扱われる物を使用し、ドライ梨にしてパン生地に混ぜ込む新しいアイデアです。その名も「杉農梨くるみパン」。この商品を地域へ広める活動を通して、販売数UPと梨の廃棄量減少を目指して頑張ります。このプロジェクトで学んだことをいかして、地元杉戸町を盛り上げていきます。
8 東京都立瑞穂農芸高校 養豚類型 瑞穂農芸ブランド豚肉開発プロジェクト
東京の高校生が生産するおいしい豚肉 ~都立高校初のブランド豚肉生産を目指して~

グループ代表 3年 清水 杏樹 さん

 私たちは、地域で課題となっている廃棄されてしまう災害備蓄用品のクラッカーや近隣の酒造会社で出る製造粕類を飼料化し、地域未利用資源を活用した高付加価値のある美味しいブランド豚の開発を目指しています。地域の課題を家畜飼料という新しい方法で有効利用することで地域に貢献するほか、東京都で唯一養豚を学ぶ高校生として多くの人に養豚の魅力を発信していきます。
9 愛知県立安城農林高校 エグプロ研修班
生産量日本一!安城市特産“イチジク”剪定枝を活用した養鶏プロジェクト!

グループ代表 2年 砂川 琉乃 さん

 私たちは「地域の皆さんに美味しく安全な卵をお届けしたい!」という一心で、プロジェクト活動に日々取組んでいます。いつも支えてくださっている地域の方々をはじめ、多くのの方に喜ばれる卵とは何か。そう考えた時に辿り着いたのが、現在、産業廃棄物となっている安城市特産品のイチジク剪定枝の活用でした。私たちはこの剪定枝を炭に加工し、鶏の飼料として活用することで、地元安城市の特産卵をつくっていきます。
10 滋賀県立湖南農業高校 草花バイオ班
街道のアオ 草津を染め上げろ!!
~草津市の花「アオバナ」による地域連携と普及活動~

グループ代表 3年 草川 瞬輝 さん

 湖南農業高校草花バイオ班では、地元草津市の花であるアオバナを栽培しています。そして、このアオバナを使い染物づくりや地域交流活動などを行っています。アオバナは地元の伝統産業として栄えてきましたが、着物生産や栽培農家の減少によって衰退しつつあります。私たちは、新たなアオバナの使用方法の発見や商品開発、交流活動の拡大に努め、地域の財産であるアオバナのことを多くの人に知ってもらい、守っていきます。
11 京都府立桂高校 第3研究群「地球を守る新技術の開発」研究班 MAPによる植物活性の研究チーム
地域ブランドの芝で地域活性の推進

グループ代表 3年 清水 和輝 さん

 耕作放棄地の増加は、高齢化や過疎化が原因です。また、鹿や猪の獣害も影響しています。美山町はこの全てが関わっています。「太閤芝」は京都で自生する固有種です。私達は京都東山山麓の豊国廟跡で発見した芝です。芝は奈良県若草山の芝のように、鹿の摂食によって維持されています。今回この性質を活用して耕作放棄地で芝生産を開始しました。今までになかった地域固有のブランド芝を新たな産業として提供したいと考えています。
12 京都府立農芸高校 『スマート農業』と『ゲノム解析』の普及・研究活動班
京都農芸から発信!  ~『スマート農業』と『ゲノム解析』が変える農業の未来~

グループ代表 3年 宅間 加鈴 さん

 私たち畜産部は「365日の徹底した飼養管理」を、テーマに活動しています。牛群改良を積み重ね、数々の共進会で優秀な成績を収めてきた乳牛を中心に「ゲノム解析」を行うとともに、ICT機器や人工知能を活用し、安定した酪農経営の方向性を見出したいと考えています。京都農芸が「スマート農業」と「ゲノム解析」の情報発展拠点として、未来を見据えた働き方や酪農経営の可能性を示し、100年先の京都にも酪農が継承されることを目指します。
13 奈良県立磯城野高校 味間いもプロジェクト班
バイオテクノロジーで味間いもを全国ブランドへ~無病苗作成と商品開発

グループ代表 3年 山本 昭吾 さん

 本校がある田原本町では古くからサトイモの品種である味間いもが栽培されてきました。田原本町がブランド化を進めてますが、味間いもは一度ウイルスにかかると病気が子孫まで引き継がれます。そこで、私たちはバイオテクノロジーを利用した味間いもの無病苗を作成を目指しています。また規格外の味間いもを加工し、商品を開発することで味間いもの廃棄量を減らし、多くの方に味間いものおいしさを届けたいと活動しています。
14 広島県立西条農業高校 畜産科養豚班
ブランド豚の生産を目指した取組~ハトムギと松なめこで腸能力の向上を図る研究~

グループ代表 2年 三浦 理沙 さん

 私たちは、廃棄される西条松なめこをエコフィードとして豚に給与し、豚の腸能力を向上させ、ブランド化を目指す研究に取り組んでいます。エコフィードを活用することは、環境にやさしいだけでなく、ごみ処理費・飼料費が削減されるなどのメリットがあります。さらにSDGsにも大きく貢献できると取組であると考えています。私たち、西条農業高校で飼育する「アグリポーク」をブランド化することで、多くの人にこの取組や農業に関心を持ってもらえるよう活動していきたいです。
15 福岡県立糸島農業高校 芥屋けやカ部
伝統野菜「芥屋かぶ」と農業高校生

グループ代表 3年 松前 開斗 さん

 芥屋カ部は、農業技術科3年と2年の合同チームで地域の伝統野菜である芥屋かぶを守り広めていく活動を行っています。芥屋かぶ発祥地域の小学校と栽培から収穫、採種までの交流会をしたり、私たちと同じく芥屋かぶを守る活動をしていらっしゃる地元の方々との交流を行ったりしています。この活動を通じて伝統を守り繋げていくことの素晴らしさや尊さを学ぶことができました。これからも芥屋かぶへの想いを十分に発揮し、頑張ろうと思います。