トピックス

活動レポート

2024年4月19日

クラス牛「さくら」について

栃木県立矢板高等学校 農業経営科農業技術部

校内に植えてある桜が散り出した頃ですが、矢板高校の放牧場では普通の桜より開花の遅い山桜がちょうど見ごろを迎えており、とても綺麗に咲いています。
私たちの学校にはクラス牛制度があり、入学してすぐに生まれた仔牛に1年生が名前をつけて、クラスメイトとして共に成長していくというものです。この度、私達3年生のクラス牛である「さくら」を1月に出荷し、肉質を競う大きな大会である和牛甲子園に出品することに決めました。クラス全員が案を出し合い、2年前の今頃名付けをし、可愛がってきた「さくら」の出荷を想像するととても悲しいのですが、その辛さを飲み込んで1月までしっかりと育て、和牛甲子園で上位入賞を果たせるよう、頑張っていきたいと思います!

活動レポート

2024年4月19日

避難放牧について

栃木県立矢板高等学校 農業経営科農業技術部

私たちが行っている持続可能な畜産のための活動の2つ目は、避難放牧です。頻発する大災害に備え、牛の避難訓練を行うという、家畜動物を対象にした防災・減災の取り組みです!
私たちの学校がある塩谷地区は、肉牛生産も酪農も盛んで、地域内には57か所の牧場に約3500頭の牛が飼われています。その多くが、牛舎内での舎飼いであり、電気や水道に頼った飼養管理です。能登半島沖地震でも報道されていましたが、大災害が起こると困るのは人間だけではありません。囲いの中に閉じ込められた家畜たちも同様です。
学校にある広大な放牧場のように、囲いがあって、草があって、水もある場所ならば、いざ人間が避難しなければならない時に、家畜たちを一時的に放牧することで、牛舎に残ろうとする農家さんと家畜たち、その両方の命を守れるのではないかと考えました。
実施には相当なハードルがありますが、計画から3年目でいよいよ実施できそうな所まできています!先輩たちの想いを引き継ぎ、今年度初めての実施を目指しています。これまでの取り組みについても少しずつレポートしていきます!

活動レポート

2024年4月19日

ビーフダイバーシティとは②

栃木県立矢板高等学校 農業経営科農業技術部

昨年度には、試験的に半年間肥育を行った老廃牛を出荷したところA3ランクの格付けをいただくことができ、加工用ではなく、精肉としても十分に販売できるような肉質に仕上げることができました。米ぬかやリンゴ粕など、地域の未利用資源由来の自家製飼料で、健康的に増体させることができたと思います。
出荷したお肉は地元の業者に買い戻していただき、「矢高放牧和牛」として、ハンバーグやステーキ肉として販売することができました。先輩たちが目指していたエシカル消費を推進する商品開発も行うことができ、大好評でした!
今年度も、A5ランクでサシが入ったブランド牛から、赤身中心の放牧牛まで、多様なお肉を生産し、多くの消費者においしさとストーリーを届けたいと思います!

活動レポート

2024年4月17日

令和6年度 新入生オリエンテーションについて

愛知県立安城農林高等学校 プロジェクトBee

4月11日(木)の終業後、新入生に向けてオリエンテーションが開催されました。そこで、私たちプロジェクト Bee研修班は新入生に向けてこれまでの活動を発表することができました。新入生の皆さんに活動内容を理解してもらい、他にも多くの研修班活動があり、興味関心があればそれらの活動に参加できることを伝えました。
また、校内のニホンミツバチの巣箱からは分蜂が起き、設置した巣箱に移り住んでいることが確認できました。

活動レポート

2024年4月11日

ビーフダイバーシティとは①

栃木県立矢板高等学校 農業経営科農業技術部

昨年度の先輩方が提唱していた「ビーフダイバーシティ」。読んで字の如く、多様な牛肉を消費者に提供して、消費してもらおうというアクションです!
矢板高校の牛のほとんどは黒毛和牛で、いわゆるA5ランクを目指す高級肉となります。これまで先輩方が育てあげて出荷してきた牛達のほとんどが、東京の市場で高値で競り落とされ、首都圏の高級店などで売られていたそうです。それはすごいことだと思いますが、同時に遠い存在の様に感じていたそうです。自分たちで食べてみたり、身近なお肉屋さんや学校給食で提供できないだろうか・・・。そう考えたときに、日々の食事で食べているテーブルミートは外国産の赤身肉であることに気が付きました。調べてみると、「国産牛」と記された牛も多くが乳牛(ホルスタイン種)であり、穀物中心に短期間で育てる黒毛和種と違って、牧草を中心に長期間育てられています。
本校にも牧草を中心に10年間程度じっくり育てている牛がいます。繁殖牛(お母さん牛)達です。子牛を産むという役割を終えると廃用となり、主にペットフードなどの加工用に回されるという事実を知り、この繫殖牛を地元で消費できるような仕組みづくりに挑戦したいと先輩方は考えるようになりました。A5ランクだけではなく、赤身主体のB2やB3など格付けも価格も低いお肉に、付加価値をつけて、生産者も消費者も納得できる仕組み。それがビーフダイバーシティなのです!

活動レポート

2024年4月11日

私たちのアクションについて

栃木県立矢板高等学校 農業経営科農業技術部

はじめまして。農業技術部畜産班です。私たちは農業経営科で畜産を専攻する3年生7名で構成されています。新年度になり、先輩たちから引き継いだ研究活動をさらに発展させて、3年目の農業アクション大賞を目指します!
私たちは「持続可能な畜産」をテーマに、校内の放牧場を活かした2つのアクションを計画・実践しています。その一つ目は、ビーフダイバーシティです。

活動レポート

2024年4月8日

ふるさと納税に関する出前授業

宮崎県立高鍋農業高等学校 畑作利用研究班

3月に地元高鍋町役場よりふるさと納税担当の職員をお招きして、ふるさと納税に関する出前授業を行いました。私たちの農福連携では、障がい者就労支援施設の利用者さんの工賃向上を目指して商品開発も目指しています。その一手段として完成した商品のふるさと納税への採用も目指しています。ハードルは高そうですが、頑張りたいです。

活動レポート

2024年4月5日

JA香川県よりオリーブ飼料提供!

香川県立農業経営高等学校 オリーブ研究班

こんにちは!香川県立農業経営高校オリーブ研究班です!
香川県では、オリーブオイルを絞ったあとの搾りかすを飼料として扱っています。全国高校生農業アクション大賞は地域のJAと協力して研究を行うことが重要です。そこで私たちはJA香川県と交渉し、研究用としてJA香川県が販売を一括管理しているオリーブ飼料を提供して頂きました!
現在提供して頂いたオリーブ飼料を本校の牛や豚に給餌して肉質を研究しています!研究結果が楽しみです!

活動レポート

2024年4月1日

外部講師による出前授業

宮崎県立高鍋農業高等学校 畑作利用研究班

宮崎県西都市で農福連携で先進的な取り組みを行っている、農業生産法人株式会社CoCoRoファーム代表の堀川さんをお迎えして、障がいを持つ方が働きやすい職場環境の作り方、ご自身が教師から転身して農業生産法人を立ち上げたきっかけなどを話してくださいました。本学科畑作利用研究班では福祉の視点からの農福連携を目指してプロジェクト学習を行っていますが、CoCoRoファームの取り組みには学ぶべきことがたくさん詰まっており、畑作以外の生徒にも農場運営にとても役立つ内容でした。また、堀川さんのパワーあふれる活動のお話は、自分の進路を考える上でもとても参考になりました。