読んでみた

生命の環 季節の環

鈴木育三著 1800円+税(聖公会出版)

 著者は、熱心なキリスト教徒であり、群馬県榛名町の社会福祉法人新生会が経営する老人ホームの園長。「地上の生活の最後までが、私達の仕事。臨終のケア、葬儀の手配、執行一切が必要とあらば、私達職員の手で行う。様々な事情があって、家族と縁遠く有る人ならば、なおさら、私達は出来る限りを尽くし、最後のお世話をするのが務めである」。そんなホームでの17年間にわたる老人たちとの生活を母校・立教大学の「チャペルニュース」に123回つづったものを1冊にまとめた。

2001年 財団報「新時代 New Way of Life」より