読んでみた

新スウェーデンの高齢者福祉最前線

奥村芳孝著 2200円+税(筒井書房)

 著者は、1951年生まれ。71年にスウェーデンに渡り、82年、ストックホルム大学社会学科を卒業、ストックホルム市に勤務。現在、現地で福祉、社会政策などの研究、著述、通訳などをしている。「福祉国家・スウェーデン」についての日本での賛否両論は、「どちらの見方も一方的。長所も短所もそのおかれた状況のなかで理解すべきで、そこから何かを学べるものがある」という。「スウェーデン高齢者ケアの特徴と背景」から「高齢者福祉費用および高齢者福祉の将来」まで13章で構成。

2002年 財団報「新時代 New Way of Life」より