読んでみた

仕事としての老人ケアの気合

高口光子著 2400円+税(医歯薬出版)

 著者は、現在、介護アドバイザー。1982年に高知医療学院理学療法学科を卒業、病院勤務をした後、95年から7年間、熊本県内にある特別養護老人ホームの介護職(寮母)として老人ケアにかかわってきた。その実践を通して「特養という場所で仕事としてのケアを展開するとはどういうことなのか」を本書のテーマに、「排泄を制するものは介護を制す 排泄委員会はどこへ行く」「マニュアルのない痴呆とターミナルのケア 思いなくして介護はできない」など15章に分けて綴った。

2002年 財団報「新時代 New Way of Life」より