痴呆老人の歴史

新村拓著、2200円+税(法政大学出版局)

 副題に「揺れる老いのかたち」とあり、「古代中世の痴呆老人」「近世における老いと痴呆」「戦後医療福祉と痴呆老人」など8章構成。著者は日本医療社会史を専攻する大学教授。「現代において最もマイナス・イメージの強い老人性の痴呆が、古代から現代に至るそれぞれの時代において、どのように捉えられていたのか」「人びとは痴呆老人とどう向き合い、誰がどのように介護していたのか」「などについて、「現代の痴呆老人を取り巻く状況を念頭に置きながら」取り組んだという。

2003年 財団報「新時代 New Way of Life」より