読んでみた

年収300万円時代を生き抜く経済学

森永卓郎著、1400円+税(光文社)

 副題に「給料半減が現実化する社会で『豊かな』ライフ・スタイルを確立する!」。UFJ総合研究所の経済・社会政策部部長兼首席研究員の著者は、「日本は新たな階級社会への道をまっしぐらに進んでいる」という。サラリーマンの年収の主流は300万から400万円に。一方で1億円を稼ぎだす者が出たり、100万円台の者も増える弱肉強食社会になるとみる。そうした社会で「求められる働き方や生活のヒントを描いていこうと思う」と書いている。

2003年 財団報「新時代 New Way of Life」より