読んでみた

改訂 痴呆カルテ

大國美智子著、1143円+税(ワールドプランニング)

 著者は大阪後見支援センター所長で医学博士。初版は1991年。当時、「種々の症状が含まれるように、また、さまざまなタイプの痴呆性高齢者や家族の姿を知ってもらうように」と、6000件に及ぶ相談事例などをもとに書いた。その後、絶版となり、昨年夏、新たな事例などを含めて改訂版とした。第1部「痴呆のケア」は「診断と治療」「介護のポイント」「家族ケアから社会的ケアヘ」など5章と、第2部「介護保険が始まって」は「介護保険とサービスの質の向上」「人間らしさの尊重」の2章からなる。

2004年 財団報「新時代 New Way of Life」より