母のいる場所

久田恵著、1667円+税(文藝春秋社)

 「フィリッピーナを愛した男たち」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した著者自身の介護物語。03年に公開された映画「母のいる場所」の原作。副題は「シルバービィラ向山物語」。10年にわたる母の在宅介護と有料老人ホームに移っての2年半にわたる介護と看取りまでが描かれている。「それぞれの家族の条件に合わせて介護のためにどのような選択があるか、介護をするとはどういうことなのか、有料の老人ホームで暮らすということはどういうことなのか」を、問いかけている。

2005年 財団報「新時代 New Way of Life」より