フォト・ドキュメント いのち抱きしめて

文・田沼祥子、写真・田邊順一、(日本評論社)

 「この本は、田沼肇とその妻田沼祥子が病気や障害にともなう困難に立ち向かった記録です。一市民が思いがけなく進行性の難病になり、心身の重い障害と共存しながらも、人々の愛につつまれて豊かに暮らした姿をお読みとりいただければ幸いです」と、文の担当者。経済学者だった肇さんは、「進行核上性麻痺」という病気で13年間の療養生活後の00年夏、永眠した。その在宅介護の様子を、「レンズを通してみつづけてきた私の目には、肇さんの聴覚と意識は亡くなる直前まではっきりしておられた」と言うフリーランス写真家の記録写真とが一冊の本に合体。

2006年 財団報「新時代 New Way of Life」より