定年後

加藤 仁 著、740円+税(岩波書店)

 団塊世代の定年退職が始まった。定年後、1日の余暇時間は11時間。80歳まで生きたとすると、8万時間を超える余暇時間がある。この時間をどう過ごすかが、第2の人生を有意義に送るポイントとなる。会社や組織のしがらみから解き放たれた定年後は、「自分らしく躍動する」のが第一、「収入」は二の次という「定年文化」が各地に根づきつつある。3000人以上の定年退職者を25年間以上、取材し続けてきた著者が、仕事やボランティアから趣味、家族、地域との関わりまで実践的なヒントを具体例を示しながら提示した。本書は、毎日新聞に連載した「ポスト定年プラン」、さわやか福祉財団発行「さあ、言おう」の連載「男の生き方 働き方」に大幅に加筆を加えたものである。定年後の人生の選択肢は無数にある。

2007年 財団報「新時代 New Way of Life」より