高齢ドライバー 加害者にならない・しないために

毎日新聞生活報道センター「クルマ高齢社会」取材班編 480円+税(岩波書店 )

 高齢社会の進展に伴って高齢ドライバーが急激に増えている。これにあわせ、高齢者の交通事故、とりわけ加害者になるケースも目立ってきた。身体機能が低下した高齢者にとって一瞬の判断ミスや操作の遅れは、致命的な事故にもつながりかねない。その一方で、体が不自由な高齢者にとってクルマは足代わりになる便利な乗り物であり、そう簡単に手放したり、免許を返上することは難しい。しかし、現状を放置すれば、高齢ドライバーによる事故は確実に増えてゆく。年老いた親や祖父母を加害者にしない、本人自身も加害者にならないためには、どうすればよいか。毎日新聞では高齢ドライバーによる事故の現場や当事者を取材記者が訪ね、07年4月から連載企画「クルマ高齢社会」を始めた。本書はこれらの連載に大幅な加筆を加え、追加取材してまとめた。

2008年 財団報「新時代 New Way of Life」より