60代からの住み替えを考える本

長岡美代著、1500円+税(実務教育出版 )

 定年は、第2の人生を考える好機である。多忙な仕事や子育てからも解放され、趣味や海外旅行などにいそしむのもよいだろう。中には、定年を機に長年住みなれた家をリフォームしたり、夢の田舎暮らしを考えている人も多い。しかし、若いころと違ってシニア期は体力の低下や病気がつきもの。医療や介護に備えた住まいづくりが必要となる。長年、住み慣れた家が必ずしも高齢者にとって住みやすいとはいえない。定年後、便利さを求めて郊外から都心の分譲マンションに住み替えたり、元気なうちに有料老人ホームに入居する人が増えるなど定年後の住まいの形態は、最近多様化しつつある。これにあわせ、シニア向け住宅や介護施設も続々、登場しているが、その選択を一つ間違えたら、夢のセカンドライフも、絵に描いた餅となってしまう。本書は、定年後、住み替えを考えている人や第2の人生のあり方を考えている人に住まい探しのポイントをわかりやすく解説している。

2008年 財団報「新時代 New Way of Life」より