知られざる国民病「ロコモ症候群」

平石貴久・剱木久美子著/720円+税/小学館101新書

 片足立ちで靴下がはけない、横断歩道を青信号で渡りきれないなど5項目で一つでも当てはまるものがあれば、関節や筋肉を思うように動かすことができないロコモティブシンドローム(運動器症候群)を疑った方がいいという。

  ロコモは耳慣れない言葉だが、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と同様、高齢社会を生きる上での大きな障害。しかも国内のメタボ予備軍2000万人に対し、ロコモは2倍以上と著者は警告する。その対策は筋肉をつけること。筋肉があれば転ばず、骨粗鬆症にもなりにくくなる。また認知症予防に良いと言われる趣味を持って一人で自由に移動することが可能になる。高齢者にはスロートレーニングによる筋肉作りがお勧め。自宅でもできる訓練法がイラスト入りで載っている。

財団報「新時代 New Way of Life」63号より