そのままのあなたでいい-こころの居場所で出会った笑顔-

田邊順一写真・文/2000円+税/筒井書房

 本財団の機関紙「新時代」で「老いを撮る」を連載している著者の最新写真集。心の病気に悩む人たちの居場所である調布市の「クッキングハウス」のレストランなど各施設や旅行先で撮られた2万カットの中から選んだ笑顔だ。

 心の病に苦しみながら懸命に生きている人たちに対し向けられる「何を考えているか分からない」「怖い」という差別や偏見を取り除き、こんな素敵な笑顔を見せる人であることを知ってもらいたいと1枚1枚に文章を添えて編集した。

 表紙の写真はあい子さん。彼女が口を開くと全員が耳を傾け、直後に爆笑。話術を越えた魅力的な個性が光る。ページをめくるだけで心豊かな気分にさせられる。