在宅で暮らす認知症のある人のためのケアプラン作成ガイド

下垣光著/2400円+税/中央法規

 認知症の人の家族に聞き取りをすると、「できなくなったこと」や「困っていること」に目が向きがちだ。だが、認知症のケアプランは「現在保持されている能力」「安定している状態」にこそ目を向けることが大切と説く。

 たとえば家族は同居を望むが、1人暮らしの継続を希望する認知症のある人への支援はどうするか、あるいは転居や入院をきっかけに、外出や人との交流ができなくなってきた認知症のある1人暮らしの人への支援はどうか、といった事例を挙げながら、きめ細かいケアプランを作成する方法を提案する。

 ケアマネジャー向けの本だが、家族や介護職が認知症の人のための適切なケアプランを学ぶ参考書としてお勧めだ。