認知症予防のための回想法〜看護・介護に活かすアプローチ

鈴木正典編著/1700円+税/日本看護協会出版会(0436・23・3271)

 メンコ、紙芝居、農家の夕食、田植え、嫁入り……。昭和30年代前半の高度経済成長が始まる前の懐かしい写真がずらり。グループで写真を見せて思い出を蘇らせる回想法は認知症の予防に有効といわれるが、本書はそのコツとヒントをまとめたガイドブック。

 まず長年の取り組みから得られた回想法の意義と効果を第一部で分かりやすく解説し、2部、3部では実践する上で心掛けたいポイントをアドバイス。「身を乗り出して聞く」「“〜と思われるのですね”と相手の言葉を繰り返したり、要約して返す」などと具体的だ。本書に使われている写真の拡大版を付録として別冊写真集にとじ込んでいるので、そのまま活用できる。看護や介護に携わる人たちの一助になりそう。