もの忘れ外来の専門医が教える「あきらめるな!」アルツハイマー病

宇野正威著/1300円+税/主婦の友インフォス情報社(03・3295・9575)

 いまではよく知られる「もの忘れ外来」を1994年に全国で初めて設立したベテラン専門医による著書。

 現時点では進行を止められないアルツハイマー病を少しでも遅らせるためにどのような生活スタイルを取ればいいかを説く。

 顧問医師を務める「オリーブクリニックお茶の水」では認知力アップのため「タングラム」と呼ばれる図形パズルなど遊びの要素を取り入れた「認知トレ」をはじめ「筋トレ」「音楽療法」「臨床美術」の計4プログラムを行っている。それでも少数例を除き、緩やかだが少しずつ病状は進行する。大事なのはプログラムをきっかけに人との付き合いなど生活の幅を広げ、生きがいを持つことだと語りかける。病気を持つ人に限らず、すべての人に言えることかもしれない。