読んでみた

認知症と共に生きる人たちのためのパーソン・センタードなケアプランニング

ヘイゼル・メイ、ポール・エドワーズ、ドーン・ブルッカー著、水野裕監訳、中川経子訳/2600円+税/クリエイツかもがわ(075・661・5741)

 認知症の本人と共に「本人の世界」を探るパーソン・センタード・ケアにおいて焦点を絞って取り組むための実用的なガイドブック。

 ケアプランニングをする際に本人と相談し、同意を得ながら行うという信念は「無視していないことを本人に感じていただく」というレベルまで徹底すべきだという考えの元、現場で試験的に使用され、5年の歳月をかけて編み出された実用的手引書だ。

 付録CD-ROMには生活歴のシートなどすぐに使える「ケアプラン書式11」のデータも収録され、支援スタッフの支えとなりそう。