感語詩 あなたと行きたい、活きたい、生きたい

小田尚代著/2000円+税/クリエイツかもがわ(075・661・5741)

 若年性認知症で退職した夫を介護しながら、大学生から中学生まで4人の娘を養うためパートで働いた女性が、様々な思いを和紙に毛筆でつづった詩集。

 「自分の時間をもちたいけれど、自由にならない。でも一番したい、したかったのは、ゆっくりお父さんと家の中のいろんなことを、相談したかった、話したかった」「今まで仕事をバリバリやってきた人が、仕事に行けないなんて、想像できないくらいつらいこと。会社も社会もお父さんから遠ざかってしまっているけど、家族はいつでもそばいいる!」

 41編の詩からは葛藤だけでなく夫や家族の小さな変化も詠みこまれている。娘の描いたヒマワリの絵が表紙に。