高知シンポジウム

上映会とトークショー 「毎日がアルツハイマー2」の上映に650人

 認知症の人たちにどう寄り添うかを考えるシンポジウム「認知症と向き合う」(毎日新聞社、認知症予防財団など共催、アフラック協賛)が10月10日、高知市の高新RKCホールで開かれた。いつもの基調講演と特別講演の後にパネルディスカッションという構成を変え、認知症を患った母の介護体験をまとめたドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー2」(関口祐加監督)の上映、関口監督と同作品を医学監修した新井平伊・順天堂大学大学院教授のトークショーという内容だったが、満席の約650人が鑑賞し、熱心に耳を傾けた。

「毎日がアルツハイマー2」の一場面 (c)NY GALS FILMS

 この日上映の「毎日がアルツハイマー2」の前編となる「毎日がアルツハイマー」について、関口監督が、劇場版予告編を流しながら解説した。

「毎日がアルツハイマー」の解説

 アルツハイマー病と診断された母と過ごす毎日を2年半にわたり撮影した記録映画で多くの人々の共感を呼んだ。母の喜怒哀楽を通して、家族のあり方、人間の尊厳とは何かを問いかけている。

「毎日がアルツハイマー2」の上映

 母の認知症症状が少しずつ進行してからの続編。閉じこもり生活に変化が表れる。デイサービスに通えるようになり、嫌がっていた洗髪もする。娘(関口監督)と一緒に外出もする。その表情は幸せそうだ。しかし、調子が悪い日は、感情の起伏が激しく、突然怒りがこみ上げたり、一日中ベッドのことも。そんな母との生活の中で「パーソン・センタード・ケア」(P・C・C=認知症本人を尊重するケア)という言葉に出会った関口監督は、自ら認知症介護の先進国イギリスへ行く。認知症の人を中心に考え、その人柄、人生、心理状態を探り、一人ひとりに適切なケアを導き出すP・C・Cを学んでくる。

「毎日がアルツハイマー2」の上映情報
・東京、神奈川、大阪、神戸、名古屋は終了
・京都・京都シネマにて公開予定(日時調整中)

その他の情報
・DVDの購入や自主上映会についての問い合わせは配給会社シグロ(電話03・5343・3101)まで

2015年1月