認知症30カ条 トルコ語版

現地で活用

 認知症予防財団が編集し岩波書店から2010年に発行された「認知症30カ条」(岩波ブックレット)は、その後も版を重ねているロングセラーだが、トルコ語版が2016年中にも刊行されることが決まった。  「認知症30カ条」は、もともとは「認知症予防財団」の前身「ぼけ予防協会」がまとめた「ぼけ予防10カ条」「ぼけ介護10カ条」「認知症介護家族の接し方10カ条」の好評シリーズ3冊に共通する「わかりやすい」を生かしつつ、最新の研究事例を反映させ加筆して「30カ条」にまとめたもの。

七五調リズム感、簡潔な標語はそのまま

 発端はトルコの国立アクデニズ大学と提携関係にある桜美林大学の長田久雄教授より「認知症30カ条」を紹介された同国立大学老年学専攻の村上育子さんが、共同研究者のオズギュル・アルン教授に本のことを話したところ、同国の認知症啓発本にふさわしいとトルコ語版出版の話が持ち上がった。同教授が国に働きかけ、トルコ共和国家族関係政策省の手で発行することも決まった。  現在、村上さんやトルコ人学生の応援も得て翻訳作業がほぼ終了した。トルコ語版でも「覚えやすい」と好評の「七五調」のリズム感や簡潔さを生かした標語が並ぶ予定だ。

2016年4月