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英国・認知症ケアの最前線 7月26日、東京で公開討論会

ヒューゴ博士招き

(C)NY GALS FILMS 2018

 英国の認知症研究の第一人者、ヒューゴ・デ・ウアール博士(英国ハマートンコート認知症ケア・アカデミー施設長)をゲストに迎えた公開討論会「英国・認知症ケア最前線 ヒューゴ博士に聞く」(毎日新聞社、認知症予防財団主催)が7月26日に開かれる。夏に上映されるドキュメンタリー映画「毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル」の公開記念行事の一環で、「毎アル」友の会がヒューゴ氏を日本に招く。

 ヒューゴ博士は精神科医で、ロンドンの認知症臨床ネットワークを自治体、教育機関、企業、ボランティアまで取り込んで構築した。趣味や職歴、人間関係にまで踏み込み、患者1人1人の立場を理解して適切なケアを提供する英国認知症ケアの国家基準「パーソン・センタード・ケア(PCC)」の実践で知られる。関口祐加監督の3部作映画「毎日アル」シリーズに出演している。

 トークセッションは7月26日午後6時半から、東京都千代田区一ツ橋1の毎日ホール(毎日新聞地下1階)で。ヒューゴ博士は基調講演のあと、元村有希子毎日新聞科学環境部長らとPCCの意義などを語り合う。希望者はハガキに住所、氏名(ふりがな)、職業、年齢、電話番号、参加人数を書き、認知症予防財団「認知症ケア最前線」係(〒100-8051 東京都千代田区一ツ橋1-1-1)へ。FAXの場合は03-3216-3620まで。ヒューゴ氏は来日中、認知症予防財団の会長、新井平伊順天堂大大学院医学研究科精神・行動科学教授との対談なども行う。

 映画「毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル」 毎アルシリーズ完結編。娘・関口監督による母の介護も9年目を迎え、関口氏は母とともに自身の老いも感じ始めている。緩和ケア、安楽死など多様な死のあり方を考察。人生最終章の問題を真正面から問いかける。7月14日より、東京のポレポレ東中野、シネマ・チュプキ・タバタほか全国で順次上映。

2018年6月