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東京都千代田区 寄付で団体応援

 東京都千代田区は7月から、応援したい非営利法人などの団体を同区のふるさと納税のホームページから選んで寄付することができる「ホームタウンちよだ応援事業」を始める。同区は集まった寄付金の7割を上限に寄付者が支持する団体へ渡し、残り3割を区政の推進や同事業の事務経費に充てる。認知症予防財団も同事業の寄付対象団体に応募している。

 同区は地元で公益的な活動をする団体に寄付金を届け、地域社会の持続的な発展につなげたい、という思いから事業を始めたという。寄付できるのは個人で、千代田区民である必要はない。区の指定するふるさと納税のサイトから「寄付の対象となる団体の一覧」を確認し、各団体の活動内容を理解したうえで応援したい団体を選んで寄付をする。ふるさと納税サイトの特集ページを通じた寄付が基本だが、同区民による寄付は区役所の窓口でも受け付ける。

 寄付先は東京都税条例指定寄付金の対象で、主な事務所が千代田区内にある団体。応募者の中から同区が指定した法人などに限られている。

 今年度の寄付の受付期間は7月1日から12月19日まで。その後、区で助成額を精査するなどし、実際に寄付金が団体の元に届くのは2026年5月となる。寄付を受けた団体は26年6月に活動実績などをホームページで公表する。

 寄付の2000円を超える分は所得税、住民税の寄付金控除の対象となる。寄付者には同区から2週間程度で「寄付金受領証明書」と「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」が郵送で届く。

2025年6月