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非営利団体応援事業をスタート 東京都千代田区

 東京都千代田区は、一般の個人が応援したい非営利団体を選んで寄付できる「ホームタウンちよだ応援事業」をスタートさせた。同区のふるさと納税のホームページに掲載された45団体の中から寄付先を選ぶ。同区は集まった寄付金の7割を上限に寄付者が指定する団体へ渡し、残り3割を区政の推進や同事業の事務経費に充てる。認知症予防財団への寄付は下記のサイトか文末のQRコードから。

認知症予防財団への寄付はこちらから

 同区は同区内で公益的な活動をする団体に資金が集まるようにし、団体の存続を通じて地域社会の持続的な発展につなげたいという思いから7月に事業を始めた。個人であれば誰でも寄付でき、千代田区民や同区出身である必要はない。区の指定するふるさと納税サイトの特集ページから「寄付の対象となる団体の一覧」を確認し、各団体の活動内容を理解したうえで応援先を選ぶ。ただし、千代田区民に限っては区役所の窓口でも寄付を受け付ける。

 今年度の寄付先は東京都税条例指定寄付金の対象で、主な事務所が千代田区内にある45団体。応募者の中から同区が指定した法人などに限られている。認知症予防財団は、1992年から33年にわたって実施している電話相談事業「認知症110番」の活動が認められ、寄付対象に選ばれた。

 今年度の受付期間は12月19日まで。その後区で助成額を精査し、実際に寄付金が団体の元に届くのは2026年5月となる。寄付を受けた団体は26年6月に活動実績などをホームページで公表する。

 寄付のうち2000円を超える分は所得税、住民税の寄付金控除の対象となる。寄付者には同区から2週間程度で「寄付金受領証明書」と「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」が郵送で届く。

2025年8月