お知らせ

令和5年度の第32回展で不正出品した入選作を
取り消しました

 北海道教育委員会は2024年11月21日、複数の書道展で自身の作品を生徒の作品と偽って出品したとして、道立高校の男性教諭(63)を停職2か月の懲戒処分としました。

 毎日新聞の取材によると、教諭は道立富良野緑峰高書道部の元顧問。2021年8月ごろから23年12月ごろにかけて、計8つの書道展で自身の作品を生徒の作品として計22作品出品していました。うち16作品は入選や秀作などの賞を取っていました。

 同教諭が国際高校生選抜書展事務局に対して、令和5年度の第32回国際高校生選抜書展で入選した作品1点を不正出品していたことを認めたため、高校と協議の上、同作品の入選を同日付で取り消しました。

 同校は団体の部で地区優秀賞を受賞していましたが、この入選取消に伴い、受賞する成績に達しなくなるため、併せて取り消しました。

 国際高校生選抜書展は不正出品の防止として、作品に添付する出品票の氏名欄は必ず本人自筆としていますが、今回は本人に自筆で出品票を書かせたうえで、指導教諭が勝手に自分の作品に貼って出していました。今後、再発防止策を検討し、次回34回展の公募規定から盛り込む予定です。