新聞協会賞 編集部門・最多受賞

強制不妊の闇に光を当てたキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」

旧優生保護法における強制不妊手術の実態解明について報道し続ける毎日新聞の紙面

「3・11 大津波襲来の瞬間」をとらえたスクープ写真

沿岸の防風林を越えて押し寄せる大津波に、一気にのみ込まれる住宅地=宮城県名取市で2011年3月11日午後3時55分、毎日新聞社ヘリから手塚耕一郎撮影

毎日新聞は、マスコミ・ジャーナリズム界の各賞を数多く受賞しています。

 最も権威ある日本新聞界のグランプリである新聞協会賞(編集部門)に、業界最多の30回輝いています。2018年度はキャンペーン報道「旧優生保護法を問う」が選ばれ、3年連続の受賞となりました。基本的人権の尊重をうたった日本国憲法下で、国家が半世紀近くも障害のある人々に不妊手術を強いた「究極の人権侵害」をあぶり出した一連の報道で、闇に葬られていた実態に光を当ました。国に被害者の救済と責任の明確化を求める報道は今後も続けます。

 新聞協会賞は00年度から4年連続、さらに06年度からも4年連続受賞しました。11年度は大相撲八百長問題を巡る報道と、東日本大震災の大津波襲来の瞬間をとらえた写真が高く評価されました。14年度は認知症の身元不明者らを巡るキャンペーン報道、16年度は「熊本地震」、17年度は「ボルトも驚がく 日本リレー史上初の銀」の写真で受賞しました。

 また、歴史の教科書を書き換えた01年度受賞の「旧石器発掘ねつ造」報道は新聞協会賞だけでなく、菊池寛賞、早稲田ジャーナリズム大賞の3冠に輝きました。これらの受賞は毎日新聞の取材力の高さが証明されています。

編集部門 主な受賞

1961年 写真「浅沼社会党委員長刺される」
1965年 企画「泥と炎のインドシナ」
1980年 スクープ記事「早大商学部入試漏えい事件」
1981年 ライシャワー元駐日大使の核持ち込み発言
1987年 企画「一人三脚・脳卒中記者の記録」
1989年 企画「政治家とカネ」
1992年 スクープ記事「リクルート、ダイエーの傘下に」
1996年 企画「ビルマからの手紙」
2000年 「片山隼君事故」から事件事故被害者の権利と支援策を追求し続けたキャンペーン報道
2001年 「旧石器発掘ねつ造」
2002年 「防衛庁による情報公開請求者リスト作成」
2003年 自衛官募集のための住民基本台帳情報収集に関するスクープ
2006年 「パキスタン地震」一連の写真報道
2007年 「長崎市長銃撃事件」の写真報道
2008年 「アスベスト被害」一連の報道
2009年 「無保険の子」救済キャンペーン
2011年 「力士が八百長メール」など大相撲八百長報道
2011年 「3・11大津波襲来の瞬間」をとらえた写真
2014年 認知症の身元不明者らを巡る「老いてさまよう」の一連の報道
2016年 連続震度7『奇跡の救出』など熊本地震の写真報道
2017年 ボルトも驚がく 日本リレー史上初の銀
2018年 「旧優生保護法を問う」キャンペーン報道