2007年 | 入社 東京本社 システム部に配属 業務システムを担当 |
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2010年 | 東京本社 制作技術局 技術センターに異動 素材管理システムを担当 |
2019年 | 経営企画室に異動 |
2021年 | 退職 |
2022年 | 再入社後、東京本社 制作技術局 技術センターに配属 現在、業務システムを担当 |
Interview
毎日新聞社でどのような仕事をしていましたか?(カムバック前)
入社後の数年間は、古い基盤(ホストコンピューター)から各システムが脱却するタイミングにあたり、そこに関わる広告や販売といった業務系システムと呼ばれる領域での開発プロジェクトに携わりました。
その後、VMware基盤を使ったプライベートクラウド構築や、オンプレシステムだったCMS(Contents Management System)を、新聞業界へ新規参入したベンダーと共にAWS上に構築しました。
経営企画室へ異動後は、社内のDX推進と、販売戦略の支援を担当しました。
転職したきっかけは何でしたか?
このまま一つの業界でキャリアを積むことに対して、漠然とした不安を抱えていました。
また、全く別の業界で、新しい会社の初期メンバーとして参画できるという道に魅力を感じたところもあります。40代という年齢を考えても、挑戦してみるしかないのではないか、と考えました。
転職先ではどのような仕事をしていましたか?
Microsoft 365のテナントを新規に開設し、既存テナントから上のシステム移行を行うと共に、E5ライセンスをフル活用したゼロトラストセキュリティの構築を担当しました。 あわせて、ゼロトラスト環境に適した新オフィスへの移転計画や、社有端末(PCやスマートフォン)の契約・運用フローの策定といった、新設される会社だからこそ取り組めるプロジェクトを推進していました。
再び毎日新聞社に入社しようと思ったのはなぜですか?
まず、毎日新聞社の退職理由が会社に嫌気が差したからではなかったことが大きいです。その上で、外から改めて毎日新聞の姿を見つめ直す機会を得て、これまでいかに恵まれた社風の中で働いてこられたかを感じました。
また、バリバリ働けるのもあと十数年・・・・・・と考えた時、自分の会社員人生の集大成を、毎日新聞に貢献することで終えたい、と考えました。戻るのではなく、気持ちを新たにして毎日新聞社の人間になることを決意しました。
カムバックすることへの心理的ハードルは高くなかったですか?
私の場合、退職1年以内でカムバックを決意したため、短期間での再転職という点が非常に難しかったです。
いまは、どのような仕事をしていますか?
販売、広告、経理、人事といった社内業務を担うシステム及び、それらのシステムが稼働する基盤の運用、管理を行っています。これらのシステムは元々、私が最初に入社した時に配属された“システム部”と呼ばれる部署が担当していた領域で、巡り巡って再び担当することになったことに運命的なものを感じています。
新聞制作システムやネットワークセキュリティー分野とは少し異なる能力が求められるグループなので、過去の経験を思い返すことで仕事に生かすことができているのは幸運でした。
現職場の同僚や環境など周りの雰囲気はどうですか?
基本的に温かく迎え入れてもらえていると感じます。出身職場に再配属されたとはいえ、退職時は別の部署に所属していたため、出身職場のメンバーからすると、随分見かけなかった人が戻ってきた、という感覚もあるのではないかと思っています。だからこそ、カムバックした際に比較的スムーズに溶け込めたのではないかと思います。
カムバックしてみて、良かったと思うことはどういったことですか?
毎日新聞社からの転職を考えたのは、一つの業界でキャリアを終えることに不安があったからです。全く別の業界で、これまで経験してきたプロジェクトマネジメントやデジタル化の知識がどれほど通用するのか試してみたい思いもあり、スタートアップ企業へ飛び込みました。
想像通り全く異なる企業体であり、業務においても刺激的な部分があった一方で、当初想定していた社風とは異なりました。その経験が、再び毎日新聞で働く中でのやる気やモチベーションになっていると感じます。これは同じ企業に戻ってきたからこその心境だと思います。
「カムバック組の社員」としてのプレッシャーはありませんか?
以前よりも「結果」を出すことを意識しています。そこには、若手社員への思いがあります。以前、私と一緒に働いたことがある同僚たちは自分を理解してくれていますが、そうではない方たちからすれば、「なぜ○○先輩ではなく、この人がキャリアアップしていくのか?」と疑問に思うのではないかと懸念しています。そう思われないように、自らアウトプットをしているつもりです。
一緒に働く人に不平等に思われずに、それなりに評価された形で戻れるためにはどうすればよいのか。「良い前例」を積み上げ、外の経験を生かせる再入社を「企業文化」としていく必要があると感じています。
これからカムバックを検討している方へ、応援メッセージをお願いします
語弊を恐れず言えば、会社員は誰しも「辞めたいタイミング」があるかもしれません。自分のいた環境や今後のことは自分では分からないものだと思います。
カムバック制度が「社員がどれだけのものを持って帰ってきてくれるのか」を見極める制度であってほしいですし、今後この制度に前向きにチャレンジする方が増えると嬉しく思います。
One Day
9:30
出社
Teamsやメールを確認 タスクのプライオリタイズ
11:30
会議
プロジェクトの進捗をシステム利用者に共有
13:00
昼食
皇居の見えるフリースペースエリアで目を休めつつ
14:00
システム利用者からのQA対応、メーカーからの設計書や見積書などの精査。報告書やナレッジの作成
16:00
会議
メーカーとシステム改修に関する打ち合わせ
17:00
会議で出た確認事項の調査や、運用課題の検討をメンバーと討議
19:00
退社
※監視業務のない1日の例です。