「第37回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」を開催
雪遊びの機会がない手足の不自由な子どもたちが雪山の中で自然の豊かさを学ぶ「第37回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」が、2026年1月10日(土)から12日(月)まで、新潟県南魚沼市の八海山麓スキー場で開催されました。毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会、NHK厚生文化事業団の主催、南魚沼市後援。今回は初めて往復バスを利用しました。時間はかかりますが、車内では歌をうたったりゲームをしたり、一方、現地ではそりや雪遊びなどボランティアのお兄さん、お姉さんたちと仲良く交流を深めました。
参加したのは首都圏在住の小学生7人とその保護者、ボランティア、医師ら総勢約50人。予定通り、心身障害児総合医療療育センター(東京都板橋区)からバス2台などで出発。約4時間がかりで現地に到着しました。
年末から連日のように降り続いた雪で、八海山麓スキー場ゲレンデの積雪は約120センチ。一面の銀世界のなか、子どもたちは大学生や社会人のボランティアたちと一緒にそり遊びを楽しみ、雪の上を転げ回ります。
スキー板が2本ある、座位のまま滑れるバイスキーも経験。ベテランのスキーヤーによる「抱っこスキー」や、スノーモービルにも乗せてもらいました。
そりですべるぞ~
ゲレンデの平地では、子どもたちがバケツに雪をつめて積み上げたり、雪の上で転がったりして、雪遊びを楽しみます。かまくらも作りました。
そして2日目の午後。真っ青に晴れ渡っていた空が急変、もこもことした雪雲に覆われたと思ったら、冷たい突風がピュー! 雪も降り出し、あっという間にふぶきの状態になりました。急きょ「撤収」です。親子そろってのゲームや餅つき大会は屋内で行いました。自然の力のすごさを学びました。
子どもたちは初めての餅つきに挑戦。きねを持って、うすのおもちをぺったん、ぺったん、ぺったん、ぺったん。保護者と一緒になって大喜びです。つきたてのお餅は、あんこや大根おろし、砂糖醤油のアンにまぶしておいしくいただきました。また、サイクリングターミナルのキッチンでつくった豚汁は、熱々のおわんから真っ白な湯気。おいしそうにほおばっていました。
雪上でのキャンプファイアーも感動的でした。「火の神」が点火すると、炎は一気に燃え上がります。夕暮れ空の下、オレンジ色の炎がゆらめくなか、覚えたてのキャンプソングを大きな声で歌いました。
幻想的な風景は子どもたちの記憶に残ったにちがいありません。
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子どもたちは、集団生活を通じて協調性や自立心を養います。一方、保護者の皆さんは、医師ら専門家の話を聞きながら、療育について理解を深めてもらいます。今回も、保護者らによる勉強会は、小児科の医師と整形外科の医師らを囲んで夜まで続きました。
後援していただいた南魚沼市役所と、お世話になった八海山麓スキー場、サイクリングターミナル、たもん荘の皆さん、そして地元・北里大学健康科学部のボランティアの皆さん、今年もありがとうございました。
