障害児キャンプ

第31回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ開催しました

—— 楽しい雪遊びに 親子ら90人歓声 新潟で療育キャンプ ——

 手足が不自由な子どもたちに、銀世界で楽しい思い出を作ってもらう「第31回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会、NHK厚生文化事業団主催)は、2020年1月4日から6日まで新潟県南魚沼市荒金の八海山麓スキー場で開催されました。

 障害のある首都圏在住の小学生16人とその保護者、医師、ボランティアら総勢約90人が参加。JR東京駅から上越新幹線に乗り込みましたが、到着した浦佐駅では駅長さんはじめ駅員の皆さんが垂れ幕を掲げて歓迎してくれました。

新幹線の乗車口は狭いので抱きかかえられて乗車です
歓迎の垂れ幕を中心に浦佐駅ホームで記念写真

 暖冬で、まだ今シーズンの営業も始まっていない八海山麓スキー場ですが、雪遊びもできないのではと当初心配されていました。ところが年明けから雪が降り始め、一行が到着した頃にはゲレンデ一面が真っ白。子どもたちがそり遊びを楽しめる分だけ見事に積もってくれていました。子どもたちとボランティアリーダーは早速身支度を整え、雪上に飛び出しました。

ヘルメットをかぶっていざゲレンデへ
ところどころ草が見えています
バイスキーで豪快に滑る子もいます
初日は恒例の開村式

 二日目。スキー場はまだ営業していませんでしたが、施設を管理する皆さんのご厚意で今シーズン初めてのリフト客となりました。リフトに乗るのも初めての子もいて、最初は緊張気味で乗り込みましたが、リフト終点からの下界の見事な景色にに思わず歓声が上がります。

ボランティアリーダーにしっかり抱きかかえられて
リフトを降りたら下界を見下ろし記念写真
みんなでワイワイ、楽しくコースを滑り下ります
「ああ〜疲れた」
ゲレンデを滑り降りたら餅つきに挑戦
「重たいなあ」

 三日目は、親子そろって雪上ゲームを楽しみました。親と子さらにボランティアリーダーのお兄さんお姉さんが一組になっての雪上リレーです。スピードが速すぎてソリから落ちる子、勢い余って坂を転げ落ちるお父さん。ゴール近くになるとお父さんお母さんたちの盛り上がりは最高潮に。

しっかりつかまってて
パパ!引っ張らないで

 東京都大田区から参加した小学3年の斎藤理歩さん(9)は「雪遊びができる日を待っていました。ソリは楽しい。かまくらも作りたい」とソリ遊びに歓声を上げました。南魚沼市内からボランティアで参加した北里大学保健衛生専門学院3年、佐藤彩香里さん(21)は「授業では子どもたちに関わることがないので、貴重な体験です」と語っています。

最後にゲレンデで記念写真。「来年もまた会おうね」
帰りも浦佐駅の皆さんが見送ってくれました

 あっという間の冬のキャンプでしたが、保護者同士も交流を深めたり、専門家を交えた療育学習をしたりで充実の2泊3日でした。

第63回手足の不自由な子どものキャンプ

 第63回手足の不自由な子どものキャンプ(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会、東京YMCA主催)が2019年8月11日から14日まで、山梨県山中湖村平野の「東京YMCA山中湖センター」で開催されました。

 首都圏中心に在住の、手足の不自由な子どもたちが親元から離れて自然の中で集団生活を行い、自立性や協調性を養うことを目的としています。障害を持つ小学3年生から高校3年生までのキャンパー26人(男13人、女13人)と、子どもたちをサポートする学生や社会人のボランティア、スタッフ、医師、看護師ら総勢約100人が参加しました。今年は3泊4日と少し短い日程でしたが、お天気にも恵まれて、暑く楽しいキャンプとなりました。

【キャンプの一日】基本的な流れをご紹介

毎朝、旗上げをして一日が始まります
盛り上がる朝の体操
食事当番は配膳や盛り付けをお手伝い
食後の掃除も当番制
いつも歌声が絶えません

【楽しみいろいろ】それぞれのDEN(班)が工夫したプログラムをご紹介

☆「焼きビー玉」でアクセサリー作り

☆「焼き板作り」顔も真っ黒

☆「ティーボール」大会 かっ飛ばせ

☆男女合同昼食会も

☆テントで一晩過ごしたDENもありました

☆ハンモックも気持ちいい

☆夜の花火大会

【ビッグカヌー】やっぱり人気ナンバーワンプログラム

富士山に向かって
みんなが笑顔に
沖に出るとこんな景色

【野外調理】これもキャンプの定番です

今年は巻き割り教室が充実
やっぱりカレーは最高だ

【みんな大好き水鉄砲】今年はなぜか大流行

【キャンパーメッセージ特集】立派なスピーチでした

最終日はおそろいのTシャツで

 今年も楽しい夏でした。

「第30回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」開催しました

 「第30回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会、NHK厚生文化事業団主催、南魚沼市後援)が19年1月4日から6日まで、新潟県南魚沼市の八海山麓スキー場で開催されました。今年は第30回の節目を迎え、毎日新聞に特集も掲載されました。特集全文を紹介します。

記念撮影をするキャンプ参加者たち

「真っ白な雪、広がる世界 新潟・八海山麓で、親と子の療育キャンプ」

 「きれい!」。真っ白な雪の上に、子どもたちの歓声が響く。

 新潟県南魚沼市の八海山麓(さんろく)スキー場で、1月4日から6日、「第30回雪と遊ぼう・親と子の療育キャンプ」(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会など主催)が開催された。参加したのは、脳性まひなど体に不自由のある小学2年生から6年生までの子ども20人とボランティア、保護者など約70人。

雪の上でひっくり返って遊ぶ。ボランティアに宿舎に戻るよう促されても「もっと遊ぶ!」とはしゃいでいた
ボランティアに防寒着を着せてもらう。雪でぬれないよう、ビニールやオーバーシューズで足を覆う

 子どもたちは、ボランティアの手をかりて防寒着を着ると、厚い雪に覆われたゲレンデに出てさまざまな遊びに挑戦した。椅子や座面を取り付けた特製のソリに乗って風をいっぱいに浴びて滑り降りると、子どもたちの顔は一様に華やいだ。3回目の参加となる小長井心愛(のあ)さん(10)も「おもしろーい!」と声を上げた。雪だるま作りを始めた鈴木晴(はる)さん(11)は「大きいのを作りたい!」と全身を使って雪を集め、ペタペタと丸く固めていく。

雪だるま作りに夢中


リフトに乗ってはしゃぐ

 みんな一緒に宿舎でとった食事を終えると、スタッフが音頭をとって「ごちそうさまの歌」を歌い始める。子どもたちはリズムに合わせ手をたたき、広い食堂に明るい歌声が響き渡った。「なんでか分からないけれど、ここで食べると楽しいの」。福田百希(もね)さん(10)は恥ずかしがりながらつぶやいた。

食事を終え、「ごちそうさまの歌」を歌う。明るい歌声が食堂に響き渡る

 2日目に行われた餅つき。臼の中でペタンペタンと音をたてる大きな餅に、子どもたちは驚いた表情を見せた。

ボランティアらと餅つきをする

 「大勢の人とのコミュニケーションがとれるのはいい経験」と保護者には好評だが、少し寂しそうな子どもも。相原奈実さん(12)は「(一番楽しかったのは)最後にママと滑ったこと」。小さく笑った。

親子でソリに乗って遊ぶ

 30年にわたり同キャンプに携わってきた東京女子体育大学の覚張(がくはり)秀樹教授(60)は「障害のある子どもの活動の幅を広げるのが最大の目的。体が不自由でもいろいろなことができるのだと知ってほしい」と話した。

<写真・文 渡部直樹>(すべて新潟県南魚沼市で1月4〜6日に撮影)

第62回手足の不自由な子どものキャンプ

 第62回手足の不自由な子どものキャンプ(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会、東京YMCA主催)が2018年8月18日から23日まで5泊6日の日程で、山梨県山中湖村平野の「東京YMCA山中湖センター」で開催されました。

 首都圏中心に在住の、手足の不自由な子どもたちが親元から離れて自然の中で集団生活を行い、自立性や協調性を養うことを目的としています。障害を持つ小学3年生から高校3年生までのキャンパー26人(男12人、女14人)と、子どもたちをサポートする学生や社会人のボランティア、スタッフ、医師、看護師ら総勢約100人が参加しました。

【富士山を楽しむ】

 今年のキャンプは雨の日もありましたがおおむね天候に恵まれ、山中湖畔からの雄大な富士山を楽しむことができました。

絶好のビッグカヌー日和
パドルを富士山の形にして記念撮影
雲が出ると隠れてしまうときも
雲が切れれば日差しがまぶしい

【夏祭り】

 今年のキャンプ、目玉のひとつは3日目の夕方に全員で楽しんだ「夏祭り」。子どもたちは事前に貯めたポイントを使って食べ物を買ったりゲームをしたり、いろいろなお店を手伝ったりして大はしゃぎ。

全員が集合して祭りのスタート
まずは的当てゲームでポイント稼ぎ
裏方でがんばるスタッフたち
焼きとうもろこしをほおばる
金魚すくいは得意なの
氷屋さんも大繁盛
焼きマシュマロコーナーにも人だかりが
裏でマシュマロ焼いてます

【ビッグカヌーの笑顔】

 今年も大人気メニューだったビッグカヌー。船の上ではみんないつもとちがう表情を見せてくれます。

【できることは自分で】

 キャンプ中はただ遊んでばかりではありません。生活の中でもプログラムでも、みんなが自分のできることを積極的にがんばりました。

キャビンの掃除は自分たちで
食事当番はみんなの食器を運びます
野外調理では薪割りにも挑戦
食べるばかりじゃないぞ
使い終わった鉄板も洗います
毎朝の旗上げ当番も力を合わせて

【楽しみいろいろ】

 キャンプ中はそれぞれのDEN、ROOMごとに、みんなで考えたいろいろな「楽しいこと」を満喫しました。

雨の日はみんなでお絵描き
ボッチャ大会
オリジナルちょうちん作りました
スタンプラリー
おそろいの手作りTシャツを着て
ギターもちょっと弾いてみた
花火
毎日盛り上がった朝の体操

【楽しかった6日間】ご支援いただいたみなさま、ありがとうございました

最終日は全員おそろいのTシャツで記念撮影
今年もみんなで楽しみました

日本肢体不自由児協会創立75周年式典

 社会福祉法人日本肢体不自由児協会の創立75周年と心身障害児総合医療療育センター整肢療護園75周年、同むらさき愛育園50周年を記念する式典と講演が、同協会総裁の常陸宮殿下ご臨席の下、2月8日、東京大学伊藤謝恩ホールで開かれました。

 式典では、75年にわたり肢体不自由児の医療、福祉、教育に功績をあげてきた同協会から、その運営・活動に貢献した外部の87の団体・個人にも感謝状が贈られました。毎日新聞東京社会事業団の丸山昌宏理事長は代表者の一人として登壇し(=写真)、常陸宮殿下からお言葉もいただきました。

 第2部では、同協会の岩谷力会長の基調講演と株式会社ミライロの垣内俊哉社長の記念講演が行われ、集まった多くの聴衆が熱心に耳を傾けました。

「第29回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」開催しました

 「第29回雪と遊ぼう!親と子の療育キャンプ」(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会、NHK厚生文化事業団主催、南魚沼市後援)が18年1月6日から8日まで、新潟県南魚沼市の八海山麓スキー場で開催されました。雪遊びの機会が持てない手足の不自由な子どもたちが、雪山の中で自然の豊かさを学び、集団生活を通して仲良く交流を深めました。

東京駅で出発式
上越新幹線にも乗りました

 参加したのは首都圏在住の小学生22人と保護者、ボランティア、医師ら総勢約100人。連日、降り続いた雪で八海山麓スキー場ゲレンデの積雪は約170センチ。積雪にも恵まれ、子供たちはソリ遊びを楽しみ、雪の上を転げ回りました。

 大学生などのボランティアと一緒にそりに乗って、歓声を上げながら次々に滑り降ります。スキー板が2本で座位のまま滑れるバイスキーも経験しました。バランスを崩してソリから転げ落ちて雪の中に突っ込む子もいます。

ソリに乗ってさあ出発
誰が一番早いかな

 リフトに乗って頂上にも登りました。ボランティアのお兄さんお姉さんに支えられて乗ったリフトでしたが、頂上からの眺めは絶景でした。記念写真を撮影して、オリンピックの滑降競技みたいに、みんなで一気に滑り降りました。

リフトを降りたら記念撮影
頂上からロングコースを滑ります

 雪上でのキャンプファイアーも感動的。覚えたてのキャンプソングをみんなで歌いました。さいたま市から参加した小学6年、信国桜子さん(11)は「雪は冷たいけど、楽しい」と満面の笑顔。ひときわ大きな声でうれしそうに歌っていました。

 ボランティアとして参加した、中国籍で専門学校1年の許翔博さん(24)は「介護について学びたくてボランティアとして参加しました」とその思いを語っています。

思い思いにペインティング
こちらは豚汁コーナー

 滑り終えての豚汁の味は格別です。何杯もおかわりする子もいます。初めての餅つきにも挑戦。あんこやきなこでおいしくいただきました。今年のかまくらはひときわ大きく立派にできました。友だちと一緒にかまくらの中で遊びました。

お正月恒例のお餅つき
かまくらも立派にできました
保護者もそろって記念写真
お父さんお母さんはかんじき体験

 子供たちは、集団生活を通じて協調性や自立心を養います。一方、保護者の皆さんは、医師ら専門家の話を聞きながら、療育について理解を深めてもらう事も大切です。今回も保護者らによる勉強会は、小児科の医師を囲んで深夜まで続きました。

 お世話になった南魚沼市と八海山麓スキー場の皆さん、JR東京駅と浦佐駅の職員の皆さん、ありがとうございました。

第61回手足の不自由な子どものキャンプ

 第61回手足の不自由な子どものキャンプ(毎日新聞東京社会事業団、日本肢体不自由児協会、東京YMCA主催)が2017年8月15日から20日まで5泊6日の日程で、山梨県山中湖村平野の「東京YMCA山中湖センター」で開催されました。

 手足の不自由な子どもたちが親元から離れて自然の中で集団生活を行い、自立性や協調性を養うことを目的としています。首都圏に住む障害を持つ小学3年生から高校3年生までのキャンパー32人(男11人、女21人)と、子どもたちをサポートする学生や社会人のボランティア、スタッフ、医師、看護師ら総勢約100人が参加しました。

 今年の夏、東京では40年ぶりの長雨を記録したそうですが、山中キャンプ場もよく雨に降られました。でもスタッフの工夫と子どもたちの元気で、今年も楽しい「雨のち晴れ」のキャンプを過ごすことができました。

【初日から雨】切り替えて開村式は食堂で

リーダーたちのキャンドルファイヤー
キャンパーメッセージで開会宣言
歌とゲームで盛り上がる

【雨が続く】前半は雨の日が多く屋内プログラムを増やしました

小雨の中で旗を上げて一日のスタート
レインウェアも素敵でしょ

 ◆ちょっとキャビンの中をご紹介

男の香りぷんぷん
おしゃれな女子キャビン

【手作りを楽しむ】工夫をこらしていろいろなものを手作りしました

【さあ晴れた】中盤からは天気も回復、いろいろ楽しむぞ

朝の集いに遅れるな
湖へのお散歩
湖畔で記念撮影

【よく食べました】今年も野外調理は大人気のプログラム

粉から作る本格うどん
見事な包丁さばき
盛り付けはまかせて
デザートのクレープも完成
男子の団結力を見よ
みんなそろっていただきます

【船上の笑顔特集】一番人気のビッグカヌーは期間内に全員が楽しめました

「落とさないでね」「任せとけ」
乗船完了「さあ出発」
女子チームも元気いっぱい
小雨模様も何のその
チャレンジの小学生も気持ちよさそう
雲のすきまから富士山が

【またキャンプで会いましょう】このキャンプにご支援いただいた多くのみなさま、ありがとうございました

おそろいのTシャツで全員集合。